鹿児島の竹細工
鹿児島県の竹林面積は全国一です。
多くの竹材が得られるので、竹を利用した竹製品や工芸品が作られてきました。
籠や笊など、鹿児島では今も様々な場所で竹製品を見ることができます。
竹工芸の職人の作品を販売する店も各地にあります。
竹製品を長く使うために
竹製品は大事に使えば、数十年使い続けることができるものです。
お手入れのポイントをいくつか挙げます。
- 汚れた場合は軽く水で洗い、しっかり乾燥させる
- ビニールに密封したままの保管や長い浸け置きは避ける
- 湿気と直射日光を避けて保管する
- 定期的な油分でのケアを行う(食用油でOK)
これらを守れば、竹製品を長く使い続けてその経年により変化していく様子を楽しめるでしょう。
孟宗竹
鹿児島でよく見かける竹は孟宗竹(モウソウチク)という竹です。
この竹は中国大陸原産の竹で、沖縄を経由して鹿児島に入ってきたと考えられています。
1736年に仙巌園の園内に植えられた孟宗竹は、ここから全国へ広がったといわれています。
孟宗竹という名前がついているのは、故事に由来しているとされています。
『節用集』という書物に載っている、母に食べさせるためにタケノコを探しに行った孟宗という人物の親孝行の話から来ているとされます。
隼人の竹細工
九州南部には隼人と呼ばれた集団が居住していました。古代日本において、阿多・大隅(現在の鹿児島県本土部分)に居住したとされる人々です。
彼らも竹製品作りに長けていたと考えられており、畿内に移住させられた隼人が大嘗祭のためにさまざまな籠を作り、また毎年納める竹器として、籠や簀、竹扇などを作っていました。
竹細工の技術を未来に
鹿児島で作られてる竹の工芸品は長く続いてきた伝統ですが、近年は担い手である名人が亡くなり、後継者がいないという問題が起きています。
職人の作った竹工芸品を、県外からの方にも手に取ってもらえるよう、商品の開発やショップでの販売が行われています。
孟宗竹を職人が丁寧に塗りを重ね、塗分けて作った“孟宗竹コップ”✨
焼酎などを飲まれたり、冷うどんやざるそばの取り皿としてもおススメです☺️
仙巌園内/島津のれんオリジナルショップで販売しております🍀#仙巌園 #senganen #鹿児島 #kagoshima #鹿児島土産 #孟宗竹 #孟宗竹コップ #雑貨#コップ pic.twitter.com/2JIO1rGTRP— 仙巌園公式 (@senganen) February 10, 2025
千年以上前から作られている鹿児島の竹工芸品が、これからも続いていくといいですね。
参考ページURL・書籍
『隼人学』(南方新社)
モウソウチク – Wikipedia
隼人 – Wikipedia
https://www.takemicorp-shop.com/view/page/column-00005
