発達障害についてもっと知ってもらえたら…。そんな思いから4コマ漫画と共に具体的なエピソードを紹介する「発達障害の日常マンガ」シリーズ。
思わず力を入れ過ぎてスナック菓子の袋が破けたり、割り箸が使えない程に折れてしまったりという経験はありませんか?ふとした時に力加減を間違ってしまうことってありますよね…。
今回はそんな力加減と発達障害の関係について紹介させていただきたいと思います。
新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を身近に感じてみてください。
求む!力の制御!
シャーペンが上手く使えない理由
なんでシャーペンが上手く使えないの?シャーペンの芯がすぐ無くなる…やっぱり不器用だから?と私は最初、考えていました。
しかし、これには発達障害の特徴が関係していたのです。それは力の加減が難しいという特徴です。これは力の感覚を理解することが難しいことが原因で、今どのくらい力を入れているのか、あとどれくらい力を入れればちょうど良いのかが分かりづらくいというものです。
そのため、シャーペンの筆圧が弱いと分かっていても後どれくらい力を入れればちょうどいいのか分からず、力を入れ過ぎてしまっていました。
道具を上手く使う工夫
シャーペンだけでなく、私たちの身の回りの道具には繊細な力加減を求められる道具が多くあります。シャーペンの他にも鉛筆やハサミ、修正テープなどただ強く力を入れるだけでは上手く扱えない道具は意外と多いのです。
そんな道具を上手く使うために必要なこと、それは道具の選び方と使い方です。その2つに注目しながら様々な道具を上手く使うコツについて紹介していきたいと思います。
①シャーペン
シャーペンを選ぶ場合は、芯が折れにくいよう工夫されたシャーペンを選んでみましょう。シャーペンの芯を出さずに書くことのできるタイプや電気で芯を硬くするタイプなど、芯を折らない工夫のされたものがたくさんあります。ぜひ、気になる方は調べてみてください!
次に自分に合った使い方を考えてみることも大切です。私は力を入れるとすぐにシャーペンの芯を折ってしまいました。そのため力を入れないで書くことにしました。力を入れずに書くと筆圧が落ちてしまいますが、それはシャーペンの芯の濃さでカバー!4Bの濃いシャーペンの芯を使い、力を入れずに書く。これが私の使い方です。
②鉛筆
鉛筆は持ちやすさを重視して選ぶことがおすすめです。握りやすいように鉛筆にくぼみがついていたり、普通の鉛筆は六角軸ですが持ちやすいように三角軸になっていたりするものもあります。鉛筆が握りやすいと力も込めやすくなります。筆圧に自信がない方は握りやすさを重視して鉛筆を選んでみてはいかがでしょうか?
また、鉛筆も芯の先をよく折ってしまっていた私は、芯が尖りすぎていると先が折れたり砕けたりしやすくなることに気づき、先を尖らせ過ぎずに使うという自分なりの使い方をしていました。
③ハサミ
ハサミも力の加減が難しい道具の1つで、思いっきり力を入れて切ると紙は上手く切れずにシワになってしまいます。優しく丁寧に切ることが重要な道具です。
そんなハサミには様々な種類があります。筆箱に入るサイズのものもありますが、指を入れるハンドルの部分がない形状のものもあり、個人的には使いづらかったです。刃にカーブがあって、しっかりハンドルがあるものがが良い!など様々なハサミを試しながら自分にあったものを探してみることが大切です。
携帯型の小さなハサミが使いづらかった私ですが、ガムテープなどを切断したり、タグを切ったりとふとした時にはとても便利でした。しかし、細かい作業や大量に何かを切る時はやはり小さなハサミでは厳しい…。
そこで小さなハサミはいつも携帯しつつ、家や学校の机には使いやすいハサミを準備しておくことにしました。ハサミを使うことが苦手と感じる人は、状況に合わせて様々なハサミを使い分けることがオススメです!
④修正テープ
使い方や選び方でどうにもならないこともあります…。私は修正テープを使うことがかなり苦手でした。いろいろな種類を試しましたが程よい力で紙にテープを貼り付ける動作が難しかったのです。
そんな時は何かで代用すればいい!修正テープが使えないなら修正ペン!ということで私は修正ペンを使い始めたところ、テープよりも苦戦せず使うことができました。どうしても使うことが難しい道具は他で代用するというのもよいかもしれません。
まとめ
私たちが身近に使っている道具にも使いづらさを感じている人がいます。それには様々な理由があると思いますが、今回は発達障害の力の加減が難しいという特徴に焦点をおいて書かせていただきました。
最近では様々な道具が誰でも使いやすいように進化しています。その中から皆が自分に合ったものを選び、使い方を工夫し、使いづらさから卒業できるようになれば嬉しいと私は思います。

