9月14日にリオパラリンピックで陸上女子400メートル(T47)で辻沙絵さんが1分0秒62で銅メダルを獲得したのを覚えていますでしょうか?
その辻さんが11月10日、函館市役所を訪れ、「函館市栄誉賞」を受賞しました。
辻さんは、「次の東京五輪では、さらにいい色のメダルを目指したい」と決意を新たにしてます。
画像引用:日本体育大学
辻さんは生まれた時から右腕のひじから先がない先天性前腕欠損。
辻さんはパラのクラスはT47です。このT47とは何なのでしょうか?
クラス分けとは
障がいには部位や程度によって運動能力に差が出ます。公平に競えるように同程度の障がいのある選手同士で種目などを分けることを「クラス分け」と言います。原則としてクラスを持っていなければ競技大会に出場し、記録を公認してもらうことはできません。
障害パラリンピックの陸上競技は100メートルやマラソン、走り幅跳びや砲丸投げなどの各種目に加え、視覚障がいや運動機能障がいなど障がいの程度によってT11~T54まで細かくクラス分けされています。
右肘から先がない辻さんは「運動機能障がい」のカテゴリーの中で「切断・機能障がい=立位」に当たり、T42~47の6段階のうち最も軽いT47に属しています。
同じカテゴリーの中では数字が少ないほど障がいが重くなるようです。
画像引用:朝日新聞 チャレンジド
クラス分けについてはこちらを参考
2016年の日本パラ陸上競技選手権大会女子100mと200m、ジャパンパラ陸上競技大会女子200mで日本新記録を叩き出している辻さん。
陸上の世界に足を踏み入れたのは、なんとたった2年前でした。
それまではハンドボール一筋で、途中からハンドボールと陸上を掛け持ちしていたとか。
辻さんは「本当に今考えると戻りたくない生活ですね」と話しています。
「陸上は土曜日とか午前中にやって、ハンドボールは午後から世田谷に戻ってやって。もうヘトヘトの毎日をずっと続けて。でもやってた期間はやっぱりハンドボールが大好きだったので、ハンドボールから離れられなくて。でも陸上も楽しいと思えてきてという中途半端な時期でしたね。」
オリンピックに出たい!健常者にも勝てるようになりたい!
日本新記録をいくつも叩き出し、記録を凄いスピードで塗り替えていく辻さんなら、オリンピックに出れる日も近いのではとわたしは感じています。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/07/17/kiji/K20160717012980540.html
via:スポニチAnnex
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040002_V10C16A9000000/
via:日本経済新聞
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20161110-OHT1T50242.html
via:スポーツ報知
via:Sportie.com