徐々に増加している視覚障害者の電車ホームでの転落事故。
今年8月にも東京メトロ・銀座線の青山一丁目駅で盲導犬を連れた方がホームに転落し、亡くなりました。
こういった転落・電車接触事故は2009年移行増加している傾向にあります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
NHKのハートネットTVでは11月28(月)に実際に転落した経験のある視覚障害者を招いて、転落してしまった原因を転落を防ぐ方法を考えていきます。
総武線とか中央線とかも遅れまくってる
神奈川と千葉は転落事故多過ぎ
— コーラ野郎@FF14shinryu鯖 (@alcdia7) November 9, 2016
東海道線上り、茅ヶ崎駅にてホーム転落事故のため10分ほど遅れ#東海道線
— あび (@com_abyssinians) November 7, 2016
御幣島駅でホーム転落事故発生。
— ひろ。 (@supergoldallure) November 7, 2016
視覚障害者のホームでの転落事故には共通点があるといいます。
もっとも事故が多く発生しているのは
西武鉄道・池袋駅と西日本鉄道・西鉄福岡(天神)駅の各7件だった。
とのこと。
このうち5駅には共通点があるといいます。
その共通点は
始発・終着駅ということだ。
ということです。
なぜ、始発・終着駅で発生しやすいのでしょうか?
これらの駅は「頭端式ホーム」を採用しているようです。
頭端式ホームは
・上下移動がないため、必然的にバリアフリーに対応できる。
・階段の設置も必須ではないため、構造物が少なく、構内の見通しが良い。
・ホームのつながっている部分が各ホームの共有スペースとなり、商業施設や休憩所などを置く事ができる。
・乗車用と降車用でホームを分けることも可能になるため、人の流れをスムーズにしやすい(阪急梅田駅、小田急新宿駅など)。
・線路は駅から一方向にのみ伸びているので、都心部に一直線に向かう形で駅を設置することができ、さらに駅の最も都心側に駅舎を設置できる。
と、バリアフリーに適しているそうです。
本来バリアフリーの場合は、いろいろな方が使いやすいように設計されています。
しかし、全日本視覚障害者協議会まちづくり委員会の山城完治代表によると
「頭端式ホームは視覚障害者には歩きづらい」
といいます。
普通のホームと比べ、人の流れがつかめない。自分が何番線のホームに向かっているのかわからず、迷ってしまう
このことから、視覚障害者にとって歩きづらいホームになってしまっていようです。
また、視覚障害者以外にもお酒を飲まれた方の転落多いようです。
こちらは国土交通省が発表している人身傷害事故の時間帯別発生状況です。
画像引用:国土交通省
事故が発生しないよう、いち早いホームドアの設置が必要になっています。
また、視覚障害を抱えた人にしかわからないことも多くあると思います。
ぜひ、わたしはハートネットTVで招かれる視覚障害の方の意見に耳を傾けてほしいと願っています。
http://toyokeizai.net/articles/-/144624
via:東洋経済オンライン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%AD%E7%AB%AF%E5%BC%8F%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
via:Wikipedia
http://www.mlit.go.jp
via:国土交通省