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実用性が高い 2016年福祉機器コンテストで入賞したアイディアとは

国際福祉機器展 2016」でコンテストに入賞したアイディアが発表されました。
国際福祉機器展は世界の福祉機器が一堂に集まるイベントです。
2016年には17カ国1地域より530社の企業・団体が製品を展示しました。

来場は無料で、累計来場者数は112,752人とかなり大規模な福祉機器のイベントです。
来年の2017年は9月27日(水)から9月29日(金)にかけて行うことを予定しています。

選考には

「実際のニーズに基づいた実用的なモノを評価した」

と山形茂生選考委員長は話しています。
優秀賞に選ばれた作品は

画像引用:株式会社官庁通信社

すららとぱっくん」食事や文字を書いたりするのをサポートするアイテムです。
神奈川県のリハビリテーションセンターの松田健太さんと一木愛子さんが考えたそうです。

握力が弱かったり震えたりしても落下しないそうです。
使い方はシンプルで、本体の穴に親指と人差し指を差し込むだけです。

利き手や指のサイズで大きさを選べる他に、好みの色も選べるようです。

画像引用:株式会社官庁通信社

こちらもすららとぱっくんと同じく、機器開発部門の優秀賞に選ばれた「ユニバケ」です。
日本身障運転者支援機構の佐藤正樹さんが制作しました。

車の揺れから守る機能があり、デイサービスの送迎時に座席から転倒しないようつくられています。
サイズは高さも幅も柔軟に変えることが可能にため、体格に合わせて車に設置することが可能です。

画像引用:株式会社官庁通信社

あけれるくん」。
秋田県立湯沢翔北高校に通う今貴史さん、後藤将太さん、今野翔太さんが制作しました。

ペットボトルを固定して片手でも開けられるのが特徴です。
キャップの部分を回すのではなく、本体を回してあけます。

ペットボトルを開ける以外にも外出時のドリンクホルダーやパーツを変えれば簡易的なテーブルとしても使うことができます。

山形茂生選考委員長は

「今後も現場の声に耳を傾けて、作品作りに取り組んでほしい」

と受賞者へ述べています。

 

https://www.hcr.or.jp/

via:国際福祉機器展

最優秀賞に書字・食事用の自助具 福祉機器コンテスト2016

via:株式会社官庁通信社

via:ケアマネタイムズ

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