今年12月1日から、日本の繊維製品の「洗濯絵表示」が変わるそうです。ご存知でしたか?ご存知ない方は普段、家事をあまりしない方かもしれません。ちなみに私は知りませんでした(笑)。
先日、捨て時に迷って2年ほど使っていたユニクロのHEATTECH(ヒートテック)を一新しましたが、ヒートテックの洗濯絵表示は日本、韓国、中国、台湾、イギリス、フランス、ロシア、アメリカの7ヶ国語・4ヶ国パターンがあるんだそうです。
いち早く世界に対し「洗濯絵表示」をわかりやすく表示したユニクロですが、今年12月からは日本でも海外で使用されている国際標準化機構(ISO)の規格に統一され、数は22種類から41種類に増加するんだそうです。日本語表記はなくなり、表示が簡略化されるとのこと。文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができるという定義に基づくと、これも「ユニバーサル表示」なのかもしれません。
それにしても、簡易化されるとはいえ41種類。どのような絵表示に変更されるのでしょうか。
画像引用:消費者庁
まずは代表的なものとして、洗濯機のイラストが桶に変更されるそうです。これを聞いて「そもそも洗濯機の絵柄だったっけ?」と思ったのですが、気になる方は今着ているご自身の衣服を脱いで確認してみてください!
水温も30度・40度・50度・60度・70度・95度とかなり細かく分類されます。桶の下の線の数は、少なくなるほど衣料品に与える力作用の程度は低いものでOKとのこと。線が無い、または1本の場合は洗濯機にて「手洗いコース」や「ソフトコース」を選ぶと良いのだそう。節水にも役立ちそうです!
画像引用:Fashion snap.com
①液温は95℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
②液温は70℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
③液温は60℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
④液温は60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
⑤液温は50℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
⑥液温は50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
⑦液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
⑧液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
⑨液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
⑩液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
⑪液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
⑫液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
⑬液温は40℃を限度とし、手洗いができる
⑭家庭での洗濯禁止
その他、アイロンをかける際の適切な温度「低温」「中温」「高温」なども表示でわかるとのことで、12月からは洗濯上手・アイロン上手が増える…!かもしれません。自然乾燥・クリーニング・漂白に関しても表示が細かくなるため、愛着のあるお気に入りの服をもっと長く着ることができそうです♡
ただ、日本語表記が消えるので「わかりにくい…」「難しい…」との声も多いようです。
えーーもう11月……2016年11月って………衣類等の洗濯絵表示が新JIS規格に変更される月では!?と調べたら12月1日からだった😉海外製品と統一するためとはいえ、日本語消えるから分かりづらさ増すのよね🙃
— あつきち、マジで原稿して (@By_FREE_MIND) October 31, 2016
しろもうふでも新しい洗濯絵表示に切り替え中です
こちらは縫い付け用のラベルの方です pic.twitter.com/6cMNV7qZLa— しろもうふです (@46mouf) October 31, 2016
12月より洗濯絵表示が既存のJIS表示からISO表示に移行する。予備知識がないと全く意味が分からない表示。大きな転換期を迎えているのに役所も業界も対応が遅れていると思う。
近所のクリーニング屋さんですら、先週おいらとの会話の最中に初めて知って吃驚してたくらいですから…。— ブラッディ メアリー (@_meary) October 21, 2016
普段あまり「洗濯絵表示」を意識していない、という方も多いかもしれません。12月から変わる「洗濯」についてちょっと意識して過ごしてみてはいかがでしょうか。
http://www.fashionsnap.com/inside/iso-change/
via:Fashion snap.com
via:消費者庁