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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

僕にとっての音楽

ただ生きる為に聴く

大好きだった洋楽

僕は音楽が好きだ。本当に大好きだ。
どれほど音楽に、これまでの人生を救われただろうか。
もし自分が五感を失ってしまっても、最後に残して欲しいのは、即答で聴覚だ。

これまでの僕の音楽遍歴を少し。
フェイバリットのベストファイヴはニルヴァーナ、ザ・スミス、レディオヘッド、ピクシーズ、ソニック・ユースだ。この5つのバンドは20代の頃から揺るがない位置が僕の中である。

Spotifyのマイライブラリには、これまで好きになったアーティストの名前が200以上あるのだが、もっと多くのアーティストを聴いてきたと思う。

若い頃は洋楽ばかり聴いていた。雑誌のロッキンオンやクロスビートを読んで、情報を集め、タワーレコード、HMV、ディスクユニオン、ツタヤによく足を運んだ。人生の至福の時間だった。

アパートで、お気に入りのナンバーはとにかく大音量で聴いた。他の住民にもその曲の素晴らしさをおすそ分けしたかった。今思えば大迷惑だし余計なおせっかいだ。

大好きな曲をガラケー携帯の着メロにして勝手に悦に入っていた。ジミヘンの「パープル・ヘイズ」を着メロにしていたのだが、満員電車で鳴ったときは、わざと電話に出ないで、延々と鳴らした。「どうですか、カッコイイよね!」と共感してほしかった。バカだったのだと思う。

洋楽離れ

精神病院に入っていた期間が長く、退院したては浦島太郎のような気分だった。音楽の情報がうまく得られず、数年間、新しい洋楽を聴かない寂しい思いもした。

現在、スマホやパソコンのおかげで、洋楽の新しい情報も手に入りやすい。しかしなんだ、結局、昔聴いていたものばかり聴いている。

最近の外国にとってロックは重要じゃなくなった感を感じているのは僕だけだろうか。いや、そうじゃないよね、明らかにそういう傾向にあると思う。

そして僕の中で何かが終わった。「あの頃の情熱はもう取り戻せないかもしれない」と。

邦楽もいいよね

邦楽ももちろん大好きだ。特にミッシェル・ガン・エレファント、ブランキー・ジェット・シティ、マキシマム・ザ・ホルモンのエネルギーは勇気をくれる。

洋楽ばかり聴いていた頃でも良質な邦楽はいやでも耳に入ってくる。エルレガーデンやブラフマン、ブンブンサテライツ、スーパーカー、ナンバーガール、くるり、チャットモンチー、そしてクラムボン。どれも素晴らしい思い出と共に僕の心に残っている。

最近はTOMOOばかり聴いている。セカンドアルバムが待ち遠しい。日本はきっとすごいことになる。

しかしだ

最近、音楽を聴いて、鳥肌が立たなくなった。若い頃はあの感覚が忘れられなくて、音楽を聴いたものだ。

「もう僕も歳を取ったしなぁ」

今朝はとても早起きした。1日の中で早朝がとても好きだ。AirPodsでSpotifyを聴く。
久しぶりにソニックユースの「GOO」を聴くことにした。やばいくらい鳥肌が立った。
風邪じゃないですよ、本当に興奮したんだ。・・・これだから音楽はやめられない。

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