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【GO!HI!的日常】存在に気づいて!

2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されましたが、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交い、障がいのある人々は日々、どのような合理的配慮と向き合っているのでしょうか?

人気シリーズ【GO!HI!的日常】では、車いすユーザーが身の回りで起こったさまざまな出来事の中から「それって合理的!」あるいは「それは合理的じゃないよね!」と感じたエピソードを紹介。イラストレーターの《えりこ》、ライターで1児の母の《かおり》で構成された「トリプル☆リー」が制作しています。

※当コンテンツは南日本新聞で2017年10月から掲載開始。今回は2024年8月13日に68回目として掲載された紙面オリジナルコンテンツ【GO!HI! ゴーハイ的合理的配慮な日常】のバックナンバーとしてお届けします。

車いすで混雑した街中に出ると…

Illustration &columun by えりこ

障害の程度や車いすにもよりますが、車いすユーザーの多くは子どもと同じぐらいの高さです。そのため、立っている大人の視界に入らず、近くにいても気づかれないことがあります。

街中で人を追い抜く時に驚かれたり、並んでいる列に割り込まれたりすることもしばしば。見えているはずなのに気づかないそぶりで割り込まれることもあり、自分がいない存在のようで悲しさと同時に虚しさを感じるのです。

雑踏の中では近くの人の肘や荷物が当たることも。舌打ちする人もいて、その時はぶつかった所と心が痛くなります。

夏は花火大会やイベントなど、人混みが増える季節。少しだけ周りに注意し、近くにいる存在に気づいてもらえたらありがたいです。

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