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発達障害の日常マンガ【今日も服が決まらない!】

発達障害についてもっと知ってもらえたら…。そんな思いから4コマ漫画と共に具体的なエピソードを紹介する「発達障害の日常マンガ」シリーズ。

今回は肌の敏感さについてのエピソード。気に入った服を着たい!でも肌に合わなくて着られない!というモヤモヤを漫画にしてみました。

新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を身近に感じてみてください。

 

繰り返される服選び

 

服で肌がかゆくなるのはなぜ?

ネットショッピングなどで実物を見ずに買い、失敗してしまったことありますか?

サイズが違った、思っていたデザインと違ったなどたくさん理由はあると思います。その中でも私は服の生地が自分の肌に合わず着られないため失敗することが多くあります。

今まで肌が弱いのかな?と思っていましたが、発達障害が原因の場合もあると知りました。このことを「触覚過敏」といい、特定の生地や服のタグなどを苦痛に感じてしまうという特徴のことをいいます。

例えば…

・特定の服しか着られない

・服が濡れると気持ちが悪く苦痛に感じてしまう

・袖や裾をまくると縛られているような感覚になりイライラする

・制服などの形がしっかりしている服が苦手

など様々な特徴が見られ、服を選ぶことがなかなか難しいです。私も服によってはじん麻疹が出るほどかゆくなることがあり、我慢して着ることができない場合もあります。

 

服を選ぶコツ!

過敏を直すことは難しいため、着る服の選び方が重要になってきます。そこで、今まで私が服を選ぶ中で身につけた「服を選ぶコツ」をご紹介したいと思います!

①お気に入りのメーカーを探す

同じ綿100%の服でもメーカーによって肌触りや服の伸びが全然違います。そのため、綿やポリエステルなど素材にこだわりつつ、メーカーにもこだわると良い買い物ができますよ!

②ワンサイズ大きな服を買う

ピチッと体に張り付くような服は、服と体が触れ合う面積が大きくなり過敏の特徴が出やすくなります。着たいけど、かゆくならないか心配…そんな時は、ワンサイズ大きな方がゆったりと着れるためオススメです。

③下着とインナーに一番こだわる

下着は肌と一番触れ合います。大切に選びましょう!

また、インナー選びも大切です。冬場は長袖のインナーを身につけることで、インナーの上から着る服に肌が触れずに済みます。言ってしまえば、インナーにこだわれば後は何を着たって大丈夫!な状態になるのです。

冬場は何枚も重ねて服を着ることも多く、服が肌を締め付けてしまうことが多くあります。肌触りが良く温かいインナーにこだわりましょう!

④もうひとつアドバイス!

買った服を家に帰って着てみるとなんか違った…。ということが頻繁に起こる人へアドバイス!

家に帰ってまず、服のタグを切るのは少し待って!タグを切ってしまうと返品することができなくなるお店が多いです。逆に言えば、タグを切らなければ交換、返品OKのお店は結構あります。服を買ってよく失敗するな…と感じる人は気をつけてください。

 

まとめ

「触覚過敏」の人において服選びは大きな問題です。なかなか自分に合う服が見つからず、服を着ることが負担になってしまうことも多いと思います。その時は

①お気に入りのメーカーを探す

②ワンサイズ大きな服を買う

③下着とインナーに一番こだわる

これを試してみてください。(服のタグを切るタイミングにも注意!)

また、制服やユニフォームなどが自分に合わないと感じたら誰かに相談することも大切です。最近では様々な理由から制服が着られない人は体操服などを着て登下校することが許されている学校もあります。自分の力だけでなく、周りの人にも協力してもらいながらぜひ、自分のスタイルを探してみてください。

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