サイトアイコン より良い社会を目指すメディア HIFUMIYO TIMES

自転車運転違反で運転免許取り消しに?!赤切符制度の始まり

Police - young woman on bicycle with police officer in traffic control

自転車の赤切符

皆さんは、自転車で交通違反をしたら、赤切符を切られるということをご存知でしょうか?

昨今、自転車運転者による危険運転が目立っており、数々の事故も起こしています。それに伴い、自転車運転者への赤切符制度が始まりました。そういう理由により、「そんなルールがあるとは知らなかった」では済まなくなります。

今回は、自転車運転者に設けられた赤切符制度についてのご紹介をしたいと思います。

自転車切符制度

あまりにも自転車の危険運転が多いため、交通違反の赤切符制度が始まりました。

これまでは、右側通行や傘さし運転は通告カード(イエローカード)止まりで大目に見てもらえましたが、今後は、信号無視や進入禁止違反・一時不停止など原付で守らないと違反になるルールはすべて適用され、いきなり赤切符が交付されます。

自転車には免許がないため違反点数通告制度はありませんが、前に実施していた青切符で済む違反でも赤切符が交付され、一発逮捕もありえるという非常に厳しい罰則が適用されることとなります。交差点進入違反(信号無視)をしても、容赦なく赤切符が切られるのです。

道路交通法には、「酒気を帯びて車両等を運転してはならない」とあります。ここで注意したいのは「車両等」です。自転車は歩行者扱いになると勘違いされやすいですが、自転車は車に分類される「軽車両」となります。三輪車やベビーカー、車いす、電動老人車は歩行者扱いとなるので、除外されます。

自転車による免許証取り消し

運転免許を持っている方が自転車で飲酒運転したり、走行中に人身事故(骨折などの重大事故や死亡事故)を起こすと、運転免許が停止されたり取り消されます。運転免許を持っていない場合は、2~3年間は運転免許の試験を受けることができません。

運転免許を持っている方は、自動車に関係しない自転車での違反や事故でも「運転免許を持っているのだから、交通ルールは熟知している」と判断され、原点されたり停止されたり取り消されるのです。

免許が取れないと、高校や大学を卒業した後の就職にも響きますから深刻です。ほとんどの会社が「普通免許必須」ですからね。

自転車運転中の恐怖

私は、レーサーに使われる自転車のロードバイクに乗っています。ちょっと本気を出してペダルをこいでも50~60キロは平気で出せ、原付なら軽くぶち抜くことができます。私は、高速となるロードバイクの危険性を認知しているため、車道の左端を走りますし、電話は安全な場所に止めてからします。もちろん飲酒運転はしません。

ですが、安全運転をしていても、車道に飛び出してくる歩行者や、後ろを確認せずいきなり車のドアを開けるドライバーにはいつもヒヤリとさせられます。

保険には入っていますが、当時は急な飛び出しやドアオープンは対応していません。歩行者の飛び出しは自転車側に過失がないことが多いですが、100%支払われないんです。被害者の前後左右不確認の事故でぶつかっても自転車側が悪くなりますから、たまったものではありません。

本気で走っているロードバイクに歩行者がぶつかると、良くて骨折、下手をすると死にますから、飛び出しほど怖いものはないですね。ぶつかったことはありませんが、よく免許がこれまで無事だったなと思うときは何回もありました。

あとがき

自転車も最低限のルールを守れば、50キロ100キロを走行するロングサイクリングが楽しめます。

私は、お弁当とキャンピングガスバーナーを持って、ロングサイクリングを楽しみます。ちょっと疲れたなと思ったら道端に停め、その場でコーヒーを淹れて景色を楽しみながら休憩しているのです。

自転車の取締りが行われているシーンを時々ニュースで見かけますが、停められた理由を知らせられると、「知らなかった」との答えが多いです。自転車と言えど、車です。知らなかったで済む問題ではありません。免許を持っていたらなおさらです。自転車は楽しい乗り物となりますが、それはルールを守ってからこそです。

ルールを破るたびにお巡りさんに停められると、ちっとも楽めません。車道の左端を走る・歩道を走らない・標識を守る・信号を守る、この4つのみを守るだけで、堂々と走行できる楽しい自転車ライフを楽しむことができるので、ルールやマナーを守ってエンジョイしましょう。

モバイルバージョンを終了