先月中旬、友人たちと東京ディズニーランドとディズニーシーへ行ってきました。まずはぜひ、このページを見てください。ディズニーリゾート公式サイトのバリアフリー情報です。
http://www.tokyodisneyresort.jp/bfree/
友人がこのページに気付き、施設内にはINFORMATION BOOKとして冊子も置いてありました。
- 動画による車いすでアトラクションに乗る方法
- トイレやエレベーターの幅とアトラクション内の段差の高さや階段の段数
- 大きな音やフラッシュなど、特殊効果が使われているか
- 食事制限がある方へのペースト加工対応店舗
など、障害者に限らずベビーカーや高齢者にも嬉しい、あらゆる対策が書かれています。
この中でもわたしが素敵だと思ったのが、キャラクターやアトラクションの特徴を触れて確認できるスケールモデル(模型)があることです。これなら視覚障害者の方も楽しむことができそうです!また、多目的トイレ内には自己注射針の廃棄方法についての記載もありました。
そして、ここからは自分の体験談を☆
1日目は夕方6時からランドへ行きました。きらきらのバレードとシンデレラ城を使ったショー、ミッキーの手の形をしたバーガーにテンションMAX!
…になったものの電動車いすもテンションが上がったのか、驚くほどに充電の減りが早いっ!
どうにかホテルまで帰り着いたものの、次の日は1日中シーを散策する予定…。どうしたらいいものかと考えながら眠りについたのでした。
2日目の朝、介助用電動車いすのレンタルがあることを知り、その充電がどのくらい持つか電話で問い合わせしました。充電は大体、8km/2時間持つとのことでした。自分の電動車いすの充電が切れそうになったら、それをレンタルしよう!と考えて、わたしはゆったりとシー入りすると…、まさかのここ1番の充電の持ちのよさww!
前日は寒かったせいもあったのでしょうが、計画を変更してくれた周りに申し訳なくなりました( +_+; )また、友人に座席まで移動介助をしてもらったら乗れる!と思っていたアトラクション。実際に見ると意外とスピードがあり、自分の背丈では乗ることが精いっぱいでアトラクション自体を楽しめないだろうと感じました。
そのことをキャストに伝えると、代わりに他のアトラクションを案内してもらえることに。気になっていたタートル・トークへ行き、もうっ!爆笑しました!!
あの話術がほしいww
友人たちも車いす使用者がいるため、席はバラバラになりましたが、どの席でも充分楽しめます!!これは行くたびに観たいっ!
こういった施設に行った際、何度か「マニュアルですので。」と言われたことがあります。これ以上言うと関係のない人の楽しみも奪ってしまうかもしれない、とも考えてしまい、わたしはその都度あきらめていました。
だけどマニュアルって、多数決で多いほうが基準になっています。それは当たり前で仕方のないことですが、もうすこしだけ臨機応変に対応してもらえたら…と感じていました。
ですが、ディズニー内では一度もその言葉を聞くことはありませんでした。
例えば、パレードの席を案内していただいたとき。
その日は車いす使用者が多かったようで、すでに車いす席は満杯でした。ですが、他の席や車いす席以外の立ち見席の確認もしてくださいました。アトラクションやレンタル車いすに対しても、そう。
できるかぎりの対策を考え、他のものを提案するなどのプラスアルファの気持ちを感じました。それは言葉や態度からも感じました。
おかげで2日めの夕方には、ホームシックならぬディズニーシックに軽くかかっていましたww
帰りたくないよー!
↑こんな気持ちでした♡
だけど帰ってきて、こんなブログも見つけました。
http://ameblo.jp/surgery/entry-12024348099.html
女医で漫画家でママでと、マルチに活躍中の「さーたり」さんの漫画付きの記事ですが、以前ディズニーランドにほど近い病院で勤務していた際の話。NGワードは「せっかくなので」。夢の国を楽しむため、朝から具合が悪かったにもかかわらず無理をして夢の国を満喫し、夢と魔法が覚めないまま救急外来へ駆け込む患者さんが多かったのだとか…。最後の一コマの女医の一言が、し、沁みます…!
うーむ…。夢の世界に魅せられる気持ちも、せっかくなのでの分かるものの…。そのディズニーさんやキャストさんの思いに甘えるのはいかんな、となんだか気が引き締まったのでした。
体調も電動車いすの充電も万全で、また行くぞ!
http://www.tokyodisneyresort.jp/top.html