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発達障害の日常マンガ【ごんぎつねの意外な結末】

前回は【ドライブに行くつもりが…?】という記事でドライブに行く4コマ漫画と共に発達障害について解説しました。

しかし、まだ紹介しきれていない特徴があります!

今回もまた新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を知ってもらえたらと思います。

ごんぎつねの意外な結末

驚きの回答をしてしまう理由とは?

「きつね汁にした」という答えを聞いて皆さんも頭の中に「!?」の文字が最初に出てきたのではないでしょうか?

その次に「冗談なのかな…?」「どうしてそうなった…?」と疑問がわいてきたのではないでしょうか?

しかし、弟は冗談ではなく真剣に答えています…。

なぜそうなったのか、発達障害とどのように関係しているのか今から解説していきたいと思います。

原因 脳の発達の偏り?

発達障害には脳の発達に偏りがあるという特徴があります。

脳には様々な機能があり「前頭葉」「側頭葉」「小脳」などありますが、その中で弟は「気持ちを察したり、共感したりする部分」の発達に偏りがあるようです。

そのため「ごんぎつね」に出てくる登場人物の気持ちに共感できず、自分なりに考えた結果…驚きの答えにたどり着いたのでした。

周りの人にできること

この話を聞いて…

「気持ちを察したり、共感したりするのがニガテって…つまり、空気を読むのがニガテってこと?」

「コミュニケーションをとるの大変じゃない?」

と心配や疑問に思う人も多いのではないでしょうか。この特徴があると文章問題を解くこと以外でもニガテに感じる場面があるのは事実です。

ここで注目して欲しいことは「脳の発達に偏りがある」だけで発達が止まっているわけではないということです。

また意見や着眼点は個性的ですが、それを活かせる場面も多くあります。周りの支えがあれば普通では思いつかないような鋭い意見を持つ欠かせない存在となれる可能性があります!

できること① 否定しない

では、周りの人の対応とは何をすればいいか。

まず一つ目は「本人の意見を否定しない」ということです。

真面目に答えたにも関わらず、怒られたり笑われたりしたら誰でも傷つきます。

※傷つくことが怖くなり、自分の意見が言えなくなってしまう状況は絶対に避けましょう!

まずは否定せず「うんうん」「なるほど」と自然に受け止めることですごく安心できます。

できれば

「どうしてそう考えたの?」

と聞いてみて、その人をもっと理解できるきっかけを作っていけるととても良いです!

できること② 他の考え方も伝える

二つ目に、本人の考えを聞いた後、他にはどんな考え方があるのかを伝えてみましょう。

例えば弟の場合は

「他にも『死んだごんのお墓を作ってあげた』という考え方もあるよ」

など自分と違う考え方の人がいることを伝えましょう。
他人を知り、成長するきっかけになってくれます!

まとめ

今回は「気持ちを察したり、共感したりすることがニガテ」という特徴について書かせていただきました。それだけ聞くと大変そうと思う方もいるかもしれません。

しかし、発達に偏りがあるだけで発達が止まっているわけではないのです。

周りの人の支えと本人の意識で成長し続けることができます。

①回答や発言を否定しない。

②できれば、他の考え方や意見を伝えてみる。

これらを意識して障害あるなしは関係なく、幅広い交流ができる社会になればなと思います!

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