圧倒的にレベルが違いすぎる世界遺産検定1級
私は、2022年9月に世界遺産検定4級を受検し、2022年12月に3級、そして2023年3月に2級を受検し合格してきました。
今年の10月から世界遺産検定1級のテキストを購入し勉強していますが、テキストから見て2級と比べて明らかに何かがおかしいのです。
一つは、上下巻の2冊だということ。二つ目は分厚さが辞書ぐらいの分厚さ。それはそう、世界遺産は今2023年現在1199件あるので全てを載せると辞書並みの分厚さになるのも納得です。
テキストを手に取っただけで分かる、世界遺産検定1級の難易度とレベルの違い。1級を勉強するには私にはまだまだ早い。そんなことを言われてる感じがしました。
1級の勉強に少し挫折をしている私の耳に、来年7月に世界遺産検定準1級が新設されるとの情報が入り、今か今かとテキストが手元に来るのを楽しみにしています。
ざっくり
世界遺産検定とは一体どんな検定なのか
記事内で「世界遺産検定」と連呼しているが、世界遺産検定とは一体どんな検定なのでしょうか。
世界遺産検定とは?:NPO法人世界遺産アカデミーが主催する検定。文部科学省が後援している検定でもある。
人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です。(世界遺産検定HPより引用)
世界遺産検定は4級、3級、2級、1級、マイスターの級があり、マイスターに認定されると講習会等で講師として世界遺産について教えることができます。
そして問題の出題範囲は、世界遺産の基礎知識、日本の世界遺産、世界の世界遺産、文化遺産、自然遺産、その他世界遺産についての時事問題など広範囲に渡って勉強していかなければなりません。
ただ遺産の名前を暗記するだけの勉強でいい!?
今まで興味を示さなかった世界遺産検定に興味を持った方に言われるのが「世界遺産検定ってただ遺産の名前を覚えるだけでいいんでしょ?」。
それじゃ学校のテストにすぎません。遺産の名前を覚えてただ解くだけならテキスト代や問題集、検定料含めて2万円なんて超えない。
こういうことを言われると「そんなに簡単な検定なら、お金もかからないし合格者も多いよね」と言いたくもなります。
文化遺産だとその土地になぜこの建物ができたのか、どういった人がどのような目的で建てたのか。建物の建築様式など日本史や世界史の問題に近いことが多いです。
丸暗記することもいいとは思いますが、一つ一つの遺産の歴史やその土地の文化などを完全に理解しないと解けません。
映像に残すインプット。声に出すアウトプット
私の世界遺産の勉強法は、まずテキストを読んで重要なところにマーカーを引き、付箋に要点をまとめます。
そしてテキストの文面を映像として脳内に記憶する。すると「へぇ〜!この遺産にはこんな歴史があったのか!」と感動し、覚えることができる。それをすぐに声に出してアウトプット。(きちんとその遺産について説明ができるかどうか)
後日問題集を開き、きちんと理解できているかを解いていきます。間違えた問題を解き、満点が取れるまで解けるようになれば次また、別な問題を解いていきます。
日本史や世界史はいわゆるマクロ暗記(流れを覚えること)をしなければいけないので、知識を問われます。
なのである程度、時代の流れや変遷を覚えて暗記すると世界遺産について覚えられるかもしれません。人物名や建築様式などはミクロ暗記なので、関連付けて覚えることです。
1級に関しては覚えることが多すぎて『暗記』のみでは絶対に敗北します。
そして2級では勉強期間が2ヶ月でしたが、1級は半年以上勉強しなければ合格は難しいとのこと。恐るべし1級…。
2級、1級はどのくらいの合格率?
2級は、どなたでも受検できます。
マークシート方式の問題。問題数は60問で、60分の試験です。合格基準は100点中60点以上取れれば合格になります。
2021年12月実施の世界遺産検定2級の合格認定率は、45.9%。平均点は57.3点でした。
1級は、2級の合格認定取得がある方のみ受けられます。
2級と同様マークシート方式で、問題数は90問の90分の試験です。合格基準は200点中140点以上取れれば合格になります。
2021年12月実施の世界遺産検定1級の合格認定率は、25.7%。平均点は119.3点と合格ラインには届かない平均点となっています。
1級に関しては毎回難易度が高めなんだそうです。
準1級新設をむかえ手探りな勉強法になる予感
世界遺産検定準1級のテキストは本日2023年12月12日(火)よりamazonや楽天ブックス、全国の書店などで販売開始!
新たな級が新設され、第一回で受検すること自体が私は初めての経験なので、今から手探りで勉強していかなければなりません。
テキストには700件ほどの遺産と基礎知識などが載っているとのことで、どこの遺産が試験範囲なのか少しワクワクしています。
過去には私がおすすめする世界遺産などを記事にしているので、ぜひチェックしてみてください!