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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

偽ポップアップや偽サイトにご注意!口座やパソコンに危害が加わる猛威

パソコンに「ウイルスに感染した」の警告画面が表示される猛威

皆さんはインターネットを楽しんでいるとき、突然「このPCは〇〇個のウイルスに感染しています」というようなポップアップが出てきて、驚いたことがありませんか?

これから、偽ポップアップや偽サイトの経緯や体験談・対策などを紹介したいと思います。

偽ポップアップ・偽サイトとなった経緯

MSNの記事に、偽ポップアップや偽サイトの被害に遭われたことが書かれていました。被害者である高齢者の方は、偽サイトや偽ポップアップのニセ警告画面の表示に慌ててしまい、そこに載っていた電話番号に電話したら遠隔操作されてしまい、高額な金額をネット口座から不正に送金されるという被害を受けたようです。

その加害者となる男は逮捕されましたが、偽ポップアップや偽サイトは本当に怖いので、皆さんも気をつけていただきたいと思います。

感染となった経験談

私が被害を受けそうになったのは、有名なウイルス対策ソフトの広告でした。もちろんメーカー側がこれをやっている訳ではありません。この自動的に画面に表示される偽ポップアップに一週間悩まされることとなりました。

数ヶ月前、とある動画配信サイトを観ていたところ、自動的に画面にポップアップが出るようになってしまいました。ポップアップの「✕」ボタンをクリックしても5分おきにポップアップが出ます。とにかくポップアップが消えません。すぐに検索や表示履歴、インターネットオプションからのクッキー除去、ウイルス駆除ソフトでのバックグラウンド常時監視や怪しいソフトの自動除去設定を行ったのですが、しつこく出てきます。

「これはウイルス駆除ソフトの買替えが必要だなぁ」と思い始めたとき、ウイルス駆除ソフトの更新が行われていないことに気が付きました。また、ウイルス駆除ソフトのインストールサイトのURLが全く違うことが分かり、危うく偽ソフトを入れるところでした。

メーカーの正規のコールセンターへ電話をし、事象とその広告が置かれているURLを伝え、対策やバッチファイルの配布を要求したところ、メーカー側の迅速な対応で広告はその日のうちに消され、ウイルス駆除ソフトの正規サイトでソフトを最新バージョンにアップデートしてもう一度手動チェックしたところ、偽造クッキーが1個発見されて除去となり、以来このポップアップは出てこないようになりました。

してはいけないこと

してはいけない行動として、偽ポップアップが表示された時にそこに記載されている電話番号に電話しないこと。電話をしてしまうと、メールアドレス等の情報を聞き出されてワナに嵌められます。もちろん、電話で抗議してもポップアップは止まりません。

電話をするとメールアドレスなどの情報を聞き出して被害PCを特定。さらなる攻撃を仕掛けてくるわけです。

サイト閲覧からのウイルス感染

特に多いのは、ゲームサイトやアダルトサイトです。

大手の有料サイトでは定期的にパトロールしていますからウイルス感染の恐れは少ないですが、まれに感染することがあります。

代表的なものを挙げれば、広告を画面表示するだけでポップアップが出て偽サイトに誘導するというものがあります。被害者がそのことを誰かに相談しようにもアダルトサイトでもらったとは体裁が悪くて言えづらいですから、そのままズルズルと深みに沈められてしまいます。

アダルトサイトに限らず、最近ではゲームサイトでも被害が出ていますから、子どもにも注意を促することも大切です。

サイトからのウイルス感染はアフェリエイターの仕業

偽ポップアップや偽サイトは、以前はハッカーの仕業でしたが、今ではアフェリエイト業者が関わっているともいわれています。

ハッカーの標的は、ランサム(人質)ウェアを使った企業や政府機関の脅迫が目的ですが、アフェリエイターは合法的な広告活動で稼いでいます。

しかし、アフェリエイトの広告収入の多くは、年間10万〜20万円程度。中には年間100万円を超える方もいますが、ごく少数です。そのため、低収入なアフェリエイターが稼ぎたい一心で、グレーな方向に道を外れてしまったといえます。

一儲けしたいアフェリエイターは年々に増えつづけており、アフェリエイターが集まる掲示板では、偽サイトの作り方や誘導の仕方、クリックしなくても感染メッセージのポップアップを出すスクリプトを仕込んだプログラムが公開されています。

あとがき

ウイルス対策方法は、怪しげなサイトに「近づかない」「開かない」「電話をしない」この3つに尽きます。これを守ることでウイルスの脅威や架空請求に悩まされることはまずないのです。

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