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網田的!普段はアニメを見ない方にもオススメできるアニメ作品 【弱虫ペダル】パート4

網田のオススメ作品【弱虫ペダル】

皆様、私の記事を読んでいただきありがとうございます。
今回紹介させていただく作品は『弱虫ペダル』です。『弱虫ペダル』(通称 弱ペダ)は、週刊少年チャンピオン(秋田書店)から2008年12号(2008年2月21日発売)より連載開始して、現在も連載中の自転車競技(主にロードレース)を題材としたスポーツ漫画です。

本記事は、今泉俊輔との出会い編のパート4です。パート1とパート2、それとパート3が未読の場合でしたらそちらから閲覧していただくとより楽しめると思います。今泉俊輔との出会い編パート4をお楽しみください。

小野田くんの変化

小野田くんに並ばれた今泉くんが、更に本気を出します。ギアをあえて重くして、ペダルに全体重を掛けながら立ち漕ぎをする走法である振り子ダンシングで、小野田くんを引き離しにかかります。

振り子ダンシングは爆発的な加速力がありますが、その代償として筋力・心拍・スタミナ等の全てを劇的に消耗してしまうので長時間の使用は無理なのですが、裏門坂は激坂20mとつづら折り400mの残り420mなので何とかイケる距離なのです。

今泉くんに離されたままの小野田くんですが、心臓も息も脚も限界になっている彼の中である変化が起きます。それは今までの小野田くんには無かった感情・・・。

「頭の中は真っ白なのに、身体は苦しいのに、何でだろう?僕は、どうしても今泉くんに追い付きたい!」

きっと小野田くんは今まで学校行事以外で誰かと競ったり、勝負を行ったりしてこなかったのでしょう。アニメ・漫画研究部の部員確保に燃え、勝負をし、愛車が自分の思った以上に坂を勢いよく上ってくれて、そして前にはこの状況を作ってくれた相手が居る。このそれぞれの要因が重なり、小野田くんの眠っていた闘志に、小さいながらも火を点けてくれたのです。

その闘志が小野田くんに力を与えてくれて、ペダルを更に回転させ今泉くんに並ぼうと追い付いていきます。そして最後のつづら折りに差し掛かる際に今泉くんが小野田くんに声を掛けます。

「どうしたメガネ!息、上がりまくってるじゃねぇか、並ばないと抜けないぜ。」

こんな事を言ってはいますが、今泉くんは内心では驚き、それと同時に賞賛を与えてました。

『褒めてやるよ。正直、俺の予想は外れた。お前がここまで上るとは思わなかった。常人離れしたケイデンス、重いママチャリを引っ張る脚力、ロスの少ないペダリング、素人にしちゃあ天才だが、心肺能力に関しては素人レベル。負荷がかかれば10分と持たない、俺とお前では練習量が足りない!毎週秋葉90kmっつたか?悪いが俺は毎日練習で90km以上走ってる。覚えておいてやるぜ、お前の名前、小野田 坂道!じゃあな』と思いながら最後のスパートをかけます。

賞賛と私は書きましたが、これはもう完全にイキリ泉くんですね。まずママチャリとロードレーサーで勝負するんじゃなくて、小野田くんに自転車を貸して条件を揃えるなりするべきでしょうよ!ママチャリとロードレーサーの性能は雲泥の差とも言えるのに勝負を決行したりするのは、大人目線で判断したらちょっと配慮と協調性、それに優しさに欠けるかな?と思ってしまいます。

そんなイキリ泉くんに勝負の女神がちょっとした悪戯を働きます。なんと、つづら折りを曲がった瞬間にある道路を横断している側溝にある溝蓋の間に少し隙間が出来ていて、今泉くんの自転車の後輪が嵌ってしまい大きく体制を崩し減速してしまいました。そして、なんとその隙に小野田くんが追い付いて並んだのです。

裏門坂レース、決着

小野田くんに今泉くんは驚愕して今度は焦りながらペダルを必死に漕ぎます。

何故、今泉くんはこんなにも驚愕と焦りを見せているのか?

今泉くんは、小野田くんを裏門坂に入ってから三度も突き放してその実力差を見せ付けており、しかも小野田くんは完全に息が上がりきってるし追い付けないと解っているのに、尚も追い付こうとする。

そんな小野田くんに半ば恐怖すら感じているのでしょう、今泉くんは驚愕した感情のままに小野田くんへ問いかけます。

「何でそこまで追いかけてくるんだ、てめぇは!?」もうビビり泉くんですね。でも、その気持ちは解らなくもないです。

そして必死にペダルを回している小野田くんから衝撃の回答が返ってきました。

「僕は・・・どうしても、アニ研を作りたいだけなんです!僕は友達・・・居ないから」

小野田くんがそう答えた瞬間に勝敗が決しました。
裏門へ先に到着したのは今泉くんでした、そして直ぐに小野田くんも裏門に到着します。

今泉くんは汗をかいてはいるものの、ちゃんと減速し止まって自転車から降りますが、全てにおいて限界を超えてしまっていた小野田くんは、裏門を通った直後に自転車ごと倒れてしまいますが、後続から追いかけてきた寒咲さんや寒咲さんのお兄さんに飲み物を貰ったりなど介抱してもらっていました。

いやいや、今泉くんよ!まずは君が駆け寄って小野田くんを心配するべきでしょうよ!?そんないだから君も小野田くんと同じく友達が居ないんだぞ!!
とまぁ、そんなボッチ泉くんは放っておいて小野田くんの状況を確認しましょう。

介抱されながら寒咲さんやお兄さんは小野田くんに「お疲れ様、頑張ったね。がっかりする事ないよ、あの自転車であれだけ走れるなんて凄い。しかもあのギアで。」「あの今泉に本気を出させてたしな」とそれぞれ賞賛の声を投げかけます。

ここで小野田くんは自分の自転車が改造されている事に気が付き、中学の時に「修理に出しておいた」とお母さんから言われていた事を思い出します。

その当時も違和感を感じたみたいですが、特に気にしなかったみたいです。
そんな会話をしながらも裏門坂レース、決着と無事に?相なったのです。

今泉俊輔との出会いと裏門坂レースのまとめ

とうとう裏門坂レースに決着がつきましたね。
友達が居ない小野田くんには共感しかありませんね、記事にも書きましたが今泉くんも友達と呼べる存在が居ないんですよね。

小野田くんは学校が終ったら真っ直ぐ帰宅してアニメを見ており、今泉くんに関しても、小野田くんと同じく真っ直ぐ帰宅して自転車の練習をしていたという似た者同士だったんですよね。

なので小野田くんの最後に叫んだ一言は、ボッチの今泉くんの心にも刺さったんじゃないかと思います。

今泉くんは寒咲さんと幼馴染みなのですが、それも家が近所とかではなく今泉くんが寒咲さんの家が経営している自転車屋さんを利用していた常連さんだったからだけなので、もし別の自転車屋さんを利用していたら完全にボッチ泉くんだったんでしょうね。

裏門坂レースは決着となりましたが、これから小野田くんはどうなっていくのか?自転車を通してどのような出会いがあるのか楽しみですね、続きはアニメの本編をご覧ください。

私が弱虫ペダルで好きなキャラクターは、小野田くんの同級生の鳴子章吉くんと自転車競技部に所属している3年生の巻島裕介くんです。
二人とも記事の中には登場しておりませんが、オススメのキャラクターなので是非とも二人の活躍も本編でご確認ください。

最後まで私の記事を読んでくださり、誠にありがとうございました。

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