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ロックミュージックが人々を高揚させるという普遍性を示したマネスキンのアルバム

マネスキンの新譜が到着!そのタイトルは「RUSH!」

昨年は大活躍のマネスキン。サマソニでも大いに日本のファンを獲得しました。4人のエキゾチックなたたずまいに刺激を受けた方も多いと思います。まだメンバーは20代前半と、勢いはとどまることがないでしょう。そして待望のニューアルバム、「RUSH!」が発表されました。


全17曲、53分。1曲の長さは平均3分となっております。良質なロックミュージックは、3分くらいというセオリーを彼らは意識して作ったのだと思います。その試みは見事に成功し、アルバムは何度も聴き返したくなるものとなっております。今回はこのアルバムのこの曲を聴いていただきたい、というコンセプトで記事を書かせていただきます。

GOSSIP(feat.Tom Morello)

ロックバンド、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、オーディオスレイブのギタリストのトム・モレロが参加した楽曲。トム・モレロの名前を聞いただけで心が熱くなる方も多いでしょう。僕もそのうちの一人です。この曲はテンション上がりますね。THE・マネスキンとでも言えるでしょうか、タイトなリズムにボーカルのダミアーノのボーカルが心地よく、またギターの炸裂具合がかっこいい楽曲です。ただMVはだいぶ過激で、そこもマネスキンの良いところなのですが、この記事をご覧になられた方の好みが分かれるかもしれないとも思い、この「GOSSIP」に関してはライブパフォーマンスを紹介させていただきたいと思います。(MVをご覧になりたい方はYouTubeにて公開されているので興味がある方は是非ご覧ください)

GASOLINE


ヘヴィーなベースリフで始まるこの曲。ヒリヒリする緊張感を与えてくれますね。ライブではオーディエンスと声を上げて盛り上がるでしょう。ウクライナ戦争の勃発を受けて書き上げられたこの曲の標的はほかでもなく、ロシアのプーチン大統領です。

KOOL KIDS


マネスキンのパンクチューン。不穏な雰囲気がかっこよすぎ。ガムシャラに突っ走るこの曲でのマネスキンはまさにロックヒーローです。こういう曲も様になりますね。新たなマネスキンの真骨頂になりそうな曲になる可能性を秘めています。

MARK CHAPMAN


タイトルはジョン・レノンを殺害した男の名。僕がこのアルバムで、まず1番目にお気に入りになった曲です。ギターの、不安感ただよう中に哀しみや怒りを感じさせる演奏がエモいです。

いかがだったでしょうか

すごいアルバムをマネスキンは届けてくれました。このアルバムは2023年1月20日に発表されました。年末にあるベストアルバム・オブ・ザ・イヤーみたいな企画で間違いなく名前が挙がるでしょうね。以前、マネスキンに関しては記事を書かせていただきました。1年前に書きましたが、この1年でさらに凄みが増した感があります。是非とも音源を聴いていただきたいと思います。

人は誰でもその人の中に、それぞれの”地獄”を持っている、と僕は思っています。マネスキンのメンバーもしかりだと思います。マネスキンの素晴らしいところは、その地獄と向き合い、その中にいてもなお、闘っているところだと思います。ロックミュージシャンはそういうものだと思います。ジョン・レノン(ビートルズ)、モリッシーとジョニー・マー(ザ・スミス)、カート・コバーン(ニルヴァーナ)、トム・ヨーク(レディオヘッド)、僕が好きになるミュージシャンは皆、闘っていました。ロックにはそういう部分が確実に存在していて、それが普遍的に人々の心に響くのでしょうね。それでは読んでいただきありがとうございました!(2023年3月3日時点)

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