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インスタ映え間違いなしの「都城市立図書館」を見てみて!

まるで、海外の古風な大学の図書館のような市立図書館

私の出身地、都城市にある、都城市立図書館は全国的にも、独創的で斬新なデザインで、多くの来場者や見学者で有名なのだ!
都城市立図書館は2018年グッドデザイン賞を受賞し、2021年アジア景観賞も受賞している。
都城市立図書館のどこがすごいかって?それは、『市立図書館にありがちな古臭いイメージではなく、都会のビルのようなスタイリッシュな吹き抜けの内観』にあるに尽きる。

※都城市立図書館館長より、インタビュー記事の許可を得ました!

ショッピングモール跡地をリニューアルオープンさせた、SEDGsな図書館

都城市立図書館、通称:まるまるの建物は、元々は市街地にできた、ショッピングモールだった。

郊外に建設された大型ショッピングセンターに押され、閑散となった市街地に集客のため、オープンした大丸ショッピングモールも、オープンから数年で閉店した。跡地になった建物に2018年、紆余曲折を得て、老朽化した旧図書館から移転し、新・都城市立図書館が生まれたのだった。

都城市立図書館の一押しの吹き抜けホールと時計塔は、元々、ショッピングモールの外観そのままを再利用したものだ。私が小学生の頃、旧ショッピングモールに何度か、遊びに行ったことがあるから覚えている。
ああ、この外観はあのときのままだ、と初めて入館したときは懐かしさを覚えた。

懐かしい図書館の内装と夜9時までの開館

外観はそのまんま、フードコートがあった西側もその名の通り、活かして料理関係の本や産業関係の本もある。
図書館内部にはカフェも設置され、10代向けの居場所であるティーズコーナーもあり、年に何度もイベントが行われる、ファッションラボもある。館内では蓋つきならば、飲料水も持参でき、無料WI-FIも使用可能だ。

近場なので、パソコンで作業したいときは、無料WI-FIも飛んでいる都城市立図書館で入り浸って作業している。
近辺には喫茶店やランチが気軽にできる食堂もあり、シャッター街だった市街地も活性化しているのだ。

何より、都城市立図書館の便利なところは、夜の9時まで開館している点だ。朝の9時から夜の9時まで半日まるまる開館しているのは、とても有難いと利用者の私は思う。都城市立図書館の蔵書数は30万冊を超え、自習も可能な座席数は500を超える。定期的に蔵書点検はあるものの、年中無休が売りだ。

ふるさと納税で生まれ変わった図書館とホテル・テラスタ

都城市はふるさと納税で、令和2年度全国第1位を獲得し、その寄付金で都城市立図書館をリニューアルオープンできた。

都城市と言えば、畜産が盛んな地域であり、鶏牛豚の生産量出荷額がたびたび、全国1位になっている。都城市立図書館の周辺にも、地元の素材を生かしたカフェや食堂が立ち並び、宮崎名物のチキン南蛮や地鶏炭火焼を売る食堂も多数ある。とくに2022年に都城市立図書館の前にオープンしたホテル・テラスタは、新たな都城のスポットになっている。

テラスタの一階は新鮮な食料・物品を扱うスーパーになっており、二階は商工会議所や地元名品を扱う、こじゃれた雑貨店が店舗を構えている。開放的なテラスからは都城市内が一望でき、見晴らしがいいテラスではバーベキューも可能だ。ホテルには高級イタリアンを運ぶ、名産品を扱った高級レストラン、地鶏炭火焼が名物な居酒屋もあり、優雅な時間を過ごせる。ホテルはオープンしたばかりなので、まるで、都心のホテルに泊まっているような感覚を覚えた。私がホテル・テラスタを見上げたとき、『都城市も洗練されて都会になったな!』と感銘を受けた。

全国各地から視察も多いのも頷けた。

居場所にもなる図書館の良さ。

私は自身の精神疾患で一日の中できつい時間も多かった。そんなつらい日々の中で、どこにも行く場所がないとき、都城市立図書館の居場所があって、本当に感謝している。ほっとできる居場所で、一日の大半を図書館でくつろいだ日々も数えきれない。

全国各地の公共図書館も、誰もが過ごしやすい居場所になれば、居場所がなくて困っているかつての私のような方も、過ごしやすい環境が生まれるのではないか、と思う。

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