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【ゴーハイ的日常】携帯用消毒液は外出時の必須アイテム

2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されましたが、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交い、障がいのある人々は日々、どのような合理的配慮と向き合っているのでしょうか?

人気シリーズ【ゴーハイ的日常】では、車いすユーザーの3人が身の回りで起こったさまざまな出来事の中から「それって合理的!」あるいは「それは合理的じゃないよね!」と感じたエピソードを紹介。イラストレーターの《*マリコ*》《えりこ》、ライターで1児の母の《かおり》で構成された「トリプル☆リー」が制作しています。

※当コンテンツは南日本新聞で2017年10月から掲載開始。今回は2021年11月3日(水)に掲載された紙面オリジナルコンテンツ【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常】のバックナンバーとしてお届けします。

Illustration by *マリコ*

車いすユーザーはポンプに手が届かない!?

新型コロナウイルス禍で、外出時のマスク着用や手指消毒が当たり前の生活になりました。2年前には見なかった光景だけに、人の順応性は高いなと思います。

ところで、商業施設や飲食店の出入り口などに設置されている消毒液。最近では手をかざすと自動で出てくるタイプやペダルを足で踏むと出てくるタイプなど、どんどん進化しています。

ただ、便利ではあるのですが、設置場所によっては私たち車いすユーザーには使いづらいときがあります。奥すぎて手が届かず、やっと手が届いたと思ったら顔に消毒液がかかったり、そもそもペダルに足が届かなかったり…。

全ての人に使いやすくするというのは難しい問題です。

そこで思いついたのが携帯用消毒液。これなら設置された消毒液を使わなくても大丈夫です。今では外出の際の必須アイテムとして持ち歩くようになりました。

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