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ろう・難聴を生きる。聴覚障害者の野球大会「グランドソフトボール」

皆さんは「グランドソフトボール」を知っているだろうか?グランドソフトボールは、ボールの飛ぶ音とコーチの声だけを頼りに行う視覚障碍者のための野球のことだ。

選手は音を頼りに耳を澄ましながらプレイするため、「静かなスポーツ」と言われるが選手たちの熱気は通常のソフトボールと変わることはない。

全盲の方から弱視の方までさまざまな方が活躍するグランドソフトボールだが、目の不自由さを感じさせない機敏な動きに驚くことだろう。

グランドソフトボール(Grand Softball)は、視覚障害者が行う野球競技のことを言う。以前は盲人野球と呼ばれていたが、1994年4月に、ソフトボールのルールを基本としていることから「グランドソフトボール」に改称された。

こちらの動画でグランドソフトボールのルールと魅力について、全日本グランドソフトボール連盟顧問の大橋博さんが述べているので、ぜひ見て欲しい。

 このグランドソフトボールの甲子園「第31回全国盲学校野球大会北海道大会」が今年の夏行われた。去年の予選敗退から今年は4位に昇りつめるという快挙を成し遂げた北海道札幌視覚支援学校。そこで ずば抜けて活躍するのが、北海道札幌視覚支援学校の主将・黒澤悠也さん(21)。

画像引用:全国盲学校野球大会

黒澤さんは15歳の時、突然視力が失われ始め、今は左目は失明、右目にほんの少しの視力を残すばかりです。高校卒業後に進んだ視覚支援学校でグランドソフトボールと出会い、今年は、主将としてチームを率い大会での優勝を目標に掲げ練習に励んでいました。

ところが今年、聴覚に異変を感じた黒澤さん。病院を受診するとすでに左耳はほとんど聞こえず、「感音性難聴」と診断されました。

この感音性難聴は、基礎難聴の一種で、全ての難聴は必ず感音性難聴伝音性難聴かのどちらかに分かれるという。

画像引用:2つの視点を持つ人が書いてる耳・補聴器ブログ

上記の右端にあるものは、全て難聴の原因となるものであり、難聴の症状そのものを表している。鼓膜穿孔(こまくせんこう(一番右下))と書かれているのは、鼓膜が破れてしまう事によって聞きにくくなる難聴のことだ。

この症状は、伝音性難聴の一種になる。突発性難聴(上から二番目)というのは、今多く出ている難聴の一種で、突然片耳が聞こえにくくなる難聴として有名だ。この難聴は、感音性難聴の一種になる。

画像引用:2つの視点を持つ人が書いてる耳・補聴器ブログ

伝音性難聴は、外耳、中耳に何かしらの障害が起こると発症する難聴に対し、感音性難聴は、内耳に何かしらの障害が起こると発症する難聴。

黒澤悠也さんの同級生も彼の父も、黒澤悠也さんの今を、障害を知ってほしいと訴えている。

https://twitter.com/sgwr_ked/status/781479928889958401

10月22日~10月24日にて、「第16回全国障害者スポーツ大会」が岩手県営運動公園サッカー場にて開催される。

東北・北海道ブロック 青森県 5年ぶり14回目 全国優勝2回
関東ブロック     山梨県 4年ぶり9回目  全国優勝3回
東海・北信越ブロック 三重県 4年ぶり13回目 全国優勝1回
近畿ブロック     京都府 5年ぶり12回目 全国優勝1回
中国・四国ブロック  広島県 4年連続10回目 全国優勝1回
九州ブロック     福岡県 2年ぶり10回目 全国優勝5回
開催地        岩手県 3年ぶり11回目

是非、選手たちの活躍をご覧になってみてはいかがだろうか。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/rounan/backnumber/2016/10/1001.html

via:NHK福祉ポータル

http://www.iwate2016.jp/taikai_game/tk_ground_softball

via:いわて国体

via:全国盲学校野球大会

via:2つの視点を持つ人が書いてる耳・補聴器ブログ

via:グランドソフトボール – Wikipedia

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