先日、私と同様、車いすユーザーである友人達の誕生日ディナーをした。場所は、鹿児島市の鴨池(かもいけ)という街にあるイタリア料理店【あるとこ/ALTOCO】。
なぜそこを選んだかというと、私の自宅に【あるとこ/ALTOCO】の手作り風のチラシが入っていて、そのチラシに「バリアフリー情報」が書いてあったためだ。
今の時代、レストラン一つもネットですぐに検索でき、予約まで出来てしまう。
食べログやホットペッパーなどの有名サイトにも、店舗情報として、バリアフリー情報の枠が設けてある。しかし、実際に詳細を書いていてくれる所は少ないのが現状だ。
[バリアフリーなし]と書かれているのはまだ良いほうで、[-]のマークだと「どっちやねん!」と、れっきとした鹿児島人ですが、関西人並にツッコミを入れたくなる(笑)。
そんな感じなので、気になるレストランや行ってみたいレストランは、毎回電話をかけてバリアフリー情報を聞く必要があり、車いすユーザーにとってはホテル探し同様、レストラン探しも大変なのだ。
日本はバリアフリーが全く進んでない。もし自分が車いすで街に出かけ、レストランで食事する事を考えればすぐわかる。
— ゲイからの遺言状 (@angerofgay) July 28, 2016
乙武さんについて。
以前どこかのレストランに車いす(電動移動車)で入れないことをご本人がバッシングしていたことがあった。その時も「?」と思った。なぜ事前に車いすで行けるかとの確認をしなかったのか。というのは父が車いすでの移動でしか難しくなって5年たったからだ。— someya-ivy (@someyaivy) March 31, 2016
それが【あるとこ/ALTOCO】では、チラシにしっかりとバリアフリー情報を書いてくれていたので、もうそれだけでも「絶対にこのお店は良いとこだ!」とテンションが上がり、誕生日ディナーに選ばせてもらった。
予約後、実際にお店付近に行ってみると、住宅地の一角に隠れ家的な感じで【あるとこ/ALTOCO】があった。(これもまた素敵!)
入り口にはチラシに記載通りのスロープもあり、イス・テーブル共に移動出来るタイプだった。
来店した人それぞれに「合わせた」料理を提供するスタイル
とHPにあるように、一つ一つ確認しながら料理を出してくれた。
画像引用:yukusas
トイレは、残念ながらサイズ的に車いすでは入れなかったのだが、手すりが設置されバリアフリーの心遣いを感じた。
料理も本当に美味しかったが、ディナー後のシェフとの会話が印象的で、本当に出会えて良かったと思えるお店だった。
この記事を書くにあたって、色々と調べてみるとこんな記事も見付けた。
本格中華シェフが「きざみ食」にも対応!
今年6月下旬に、神奈川県横浜市瀬谷区の住宅街にある中華料理店「風の音」を訪ねた。外観はどこの町にでもありそうな店だ。しかし、このレストランは他店にはない特徴を持つ。介護が必要な認知症や車いすの高齢者、障害者が利用可能な「バリアフリーレストラン」なのだ。
介護施設並みのホスピタリティーで、認知症や車いすの高齢者、障害者が利用可能なレストランが増えています。 – 感動するお客続出!バリアフリーレストラン最前線 https://t.co/XxG1tvwhiV
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) July 7, 2016
このHIFUMIYO TIMESの記事の中に何度も出てきているが、合理的配慮の一つとして、気持ちが一番にあると実感した。少しくらい不便でも、その気持ち・心使いでどうにかなるものだ。
これから、何度も足を運びたいと思う☆鹿児島市内でランチやイタリアンをお探しの方は是非!みんなにオススメのお店だが、特に車いすユーザーの方は訪れてみて欲しい!!
- 店名:あるとこ ALTOCO〔イタリア料理〕
- 住所:〒890-0063 鹿児島市鴨池1-58-13 1F
- 電話番号:099-204-7450
- アクセス:市電郡元電停より徒歩5分
- 営業時間:12:00~15:00 /19:00~22:00(開店/閉店時刻などは応相談)
- 定休日:不定休
http://yukusas.com/pg/pshop.htm?sid=00518
via:YUKUSAS
via:あるとこ/altoco
https://www.instagram.com/restaurant.altoco/
http://diamond.jp/articles/-/94697
via:ダイヤモンド・オンライン