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15年ぶりに読売ジャイアンツのユニフォームに袖を通した桑田真澄コーチに期待!

元巨人のエース桑田真澄さんがコーチとして帰ってきてくれた

大阪の野球名門校「PL学園」で、清原和博さんとKKコンビとして春と夏の甲子園を沸かせた桑田真澄さん。巨人にドラフト1位で入団してエースピッチャーとして活躍。現役を引退をしてから15年が経ち、今シーズンから巨人の投手チーフコーチ補佐に就任することになりました。久々に巨人のユニフォームに袖を通した桑田さんの姿がカッコいいです。

PL学園で甲子園に5回出場

激戦区と言われる大阪府の名門校「PL学園」で、春と夏と5回も甲子園に出場した桑田真澄さん。5回出場するというのは、1年生から3年生までの間に、春と夏の大会にすべてレギュラーの座を掴み取らないといけません。桑田さんは5回出場したうち、2回も優勝を経験したのです。
清原和博さんと「KKコンビ」としても有名で、ドラフト会議の時は清原さんが巨人から1位指名されると予想されましたが、大学へ進学すると公言していた桑田さんが巨人から1位指名されたことで、清原さんの目に涙が浮かんだシーンは有名なエピソードです。

巨人のエース番号18番をつけて

巨人に入団した桑田さんは身長174cmとプロ野球選手の中では小柄な体格ですが、入団して2年目となるシーズンで沢村賞のタイトルを獲得するなど、チームのエースとして大活躍。バッティングセンスもあり、ピッチャーでありながら打者としてもチームに貢献しました。

1994年、読売ジャイアンツと中日ドラゴンズとの同率首位の優勝決定戦。当時の巨人長嶋茂雄監督が「国民的行事」と呼んだ、ナゴヤ球場での「10.8決戦」で桑田コーチは7回からマウンドにあがり、見事ドラゴンズ打線を抑えてジャイアンツをリーグ優勝に導きました。あの抑えた時のガッツポーズをして喜ぶ桑田さんの姿はカッコいいですよね。

腕の怪我もあり大リーグへ移籍して

桑田さんは現役時代に右肘の大怪我を負ったこともありました。1995年のシーズン中に相手バッターが打ったボールが小フライであがり、それをダイビングして捕球。この時に肘の靭帯損傷という大怪我を負ってしまったのです。
手術やリハビリ生活に専念した桑田さんは、1997年のシーズンでついに復帰登板を果たします。東京ドームのマウンドに上がった瞬間、怪我をした腕をマウンドの土につけたシーンにはファンも「お帰りなさい」と大きな歓声が飛びました。

2006年からは大リーグへと移籍。パイレーツとマイナー契約を結びアメリカでも活躍しましたが、2008年に構想外となり引退することとなりました。

解説が丁寧、Mattさんの父親

桑田さんは野球中継のときの解説が丁寧で分かりやすいということも人気の1つです。選手がファインプレーをした場面があったら「今、野球をしている子供たちはこういう所を練習してほしい、見習ってほしいですね」といったことをテレビで話してくれます。ファンからは「桑田さんの解説は分かりやすくてとても勉強になる」といった声が多いのです。

タレントMattさん

若い世代の人や野球を知らない人からは、桑田さんはタレントとして活躍しているMattさんの父親として知られてるかと思います。Mattさんといえば「Matt化」でも有名で、最近では桑田さんと親子でCMにも出演しているほどです。

完投するピッチャーがほしい

2016年〜2018年に巨人の監督を務めた高橋由伸さんが、春季キャンプ中の桑田さんと対談するシーンがテレビで放送されました。
そこで桑田さんは、
「完投するピッチャーがほしいですね」と答えていました。
その後も、
「ピンチになると、助けてほしいとベンチをチラチラ見るピッチャーがいます。『ここは自分で行かしてください!』という、責任感のあるピッチャーが出てきてほしいですね」
とも話してくれました。

巨人の公式動画には、ピッチャー陣へ丁寧に指導する桑田さんの姿も観れます。選手たちとたくさん話をしてコミュニケーションを取りながら、練習を見守る桑田さん。

2年連続セ・リーグを制覇している巨人は、日本シリーズでソフトバンクに2年連続の4連敗という屈辱を味わされました。杉内投手コーチと桑田投手コーチ補佐が、完封、完投するピッチャーをどんどん育ててほしいです。
そして今年こそは9年ぶりの日本一奪回に期待します!

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