入院生活が少しでも快適に過ごせる病院探し
「なんか調子悪いな」で初診料4000円を余分に払って、いきなり総合病院に行く人の数はかなり減ってきているようです。近所のかかりつけ医に行き紹介状をもらって、指定の総合病院に行くケースが多くなりました。紹介状をもらう前に、まず自分の病状と要求に合う病院を探します。いわゆるドクターショッピングではなく、入院生活が少しでも快適に過ごせる病院探しですね。
カフェやコンビニが入っている病院
この2〜3年に作られた総合病院には、カフェやコンビニが入っている例が多くなっていますが、入院患者が気軽に利用できない場合が少なくありません。歯磨きや石鹸などの日用品、下着類を扱っているコンビニならある程度自由がききますが、内科の患者は感染症予防のため病棟から出してもらえない事があるので、そういう病院は避けます。
面会客と自由に話ができるカフェがあったり、出入り自由なコンビニや売店がある場合は一応候補に入れます。ネットや通販の支払いができれば、なおいいでしょう。院外でも近くにコンビニがあれば、支払いなど外出の必要性がある場合は許可が出ることもあるので、事前に医師や担当看護師に相談しておくのもいいのではないでしょうか。
問題なのが建物と電波の相性
携帯は通るのにVHFやUHFの電波が遮断されている構造の建物は、アマチュア無線をしない限り問題ないのですが、携帯が通るからと言って、それでnetをジャンジャンやると恐ろしい額のパケット料金が課金されます。ちなみに私の場合、1ヶ月入院でYouTubeを見ていただけで2万円の請求が来ました。院内に一般向けの無料Wi-Fiが通っているかどうかも病院選びのポイントですが、接続パスがわからないと意味がありません。
netは携帯でいいという人は別として、パソコンを使いたい人にとっては死活問題になりますから、どこかでモバイルルーターを契約することになります。私は先日の診察で再入院を覚悟していたので、事前にSoftbankAIRを契約しましたが、一般のモバイルルーターと違って契約住所でしか使えないという制約があり、病院で使うには住所変更の手続きが必要と、機動性に欠けるので安さだけで選ぶと後で面倒なことになります。
携帯各社やプロバイダが出しているポケットWi-FiはPHS回線を使っているのか、本体の出力が弱かったり、受けが悪かったり、中継局の位置が悪かったりして使い物にならないことがありますので、これも注意しましょう。特に窓が網入りガラスの場合、ポケットWi-Fiは絶望的なので、契約前に販売店やメーカーのホームページで調べ、わからないときはコールセンターに問い合わせましょう。
すべての病院が紹介されるわけではない
自分の希望に最低限当てはまる病院を見つけたら、主治医に紹介状を書いてもらう事になります。が、希望する病院を紹介してもらえる保証はありません。患者の状態やベッドの空き具合、病院同士の付き合いで入院先が決まります。希望する病院以外を紹介されることも多々ありますので、自分にとって治療以外に何が必要かよく考えて最低限の条件を満たせば良しとしましょう。
外出できるかどうか
私はnet通販の決済にPaidyとバンドルVISAを使っているので、月初めと月中の2回コンビニに行かないといけません。前の入院のとき、医師にそのことを話すと「いいですよ」とあっさり。すぐ近くに大きなコンビニがあったので、そのおかげもあったのでしょう。
病状にもよりますが、こういう融通がきく病院はいいですね。今はアマゾンでも「ソフトバンクまとめて支払い」が使えるようになったので、ソフトバンクユーザーもドコモ、auユーザーと同じく通話料金と一緒に引き落とされますから、コンビニに行く必要はほとんどなくなりましたが。
入院しないのが一番
長期の入院を体験すると、健康のありがたさをつくづく感じさせられます。入院を勧められるのは、それだけ病状が悪いということなので素直に従いますが、できれば入院は避けたいものです。それでも人間である以上、病気には勝てません。いくら薬(サプリを含む)を飲んでも、体を鍛えてもなるときゃなります。その時慌てないように準備しておくのが大切だと思います。