「ポイズンリムーバー」を100均商材で作ってみた
夏になると出てくる厄介者がブヨ、アブ、ハチなどの毒虫ですね。また、日常的に悩まされるのが蚊。虫除けスプレーは顔には使えないし、刺されてもかゆみ止めが効かず、思わずイラッとしてかきむしってしまうこともあります。
今回作るものは毒抜き、「ポイズンリムーバー」です。材料は、100均商材にもあるハンダ吸い取り器、ペットボトルのキャップ、ホットグルー(2液式エポキシ接着剤でもよい)。材料代はだいたい5〜800円くらいでしょうか。これに工具がない人はプラス3000円くらいになります。
「ポイズンリムーバー」を自作する際、あると便利な道具
1.電動ドライバーと5.5mmφキリ
キリは100均、ドライバーはホームセンターで一番安いもの(アイリスオーヤマ製)を選びました。ただ、安いものだけあって、回転速度が制御できません。引き金をちょっと引いただけで、いきなり全速で回り始めるので注意が必要です。
2.ハンダごて
ダイソーで550円(税込み)。キャップに穴をあける時、キリが滑らないようにガイド穴を開けるために使います。
3.ウオータープライヤー
ドリル刃が切り込み始めるとキャップを指で押さえることができません。下手をすると指に穴を開けることになりますので、これでキャップ掴んで安全を確保します。この工具は水道蛇口のパッキン交換など色々使える万能工具ですから買っておいても損はないでしょう。
4.グルーガン
ホットボンドを溶かしてキャップとノズルを固定するのに使います。これが今回のキモになります。
「ポイズンリムーバー」を作ってみましょう
キャップに熱したハンダごてを当ててガイド穴を開けます。無理に真ん中に開ける必要はありません。やけどに注意して1ミリくらいの穴が開けばOKです。
ガイド穴にドリルを当ててノズルが通る穴を開けてやります。このとき、キャップをウオータープライヤーでしっかり保持しておかないと、キャップが高速で振り回されて大変危険です。必ず保持工具で固定してください。
開けた穴に吸い取り器のノズルを挿入します。5.5ミリの穴がきちんと開いていれば、ノズルがキャップ1/3まで入ります。
キャップにノズルを挿入したままホットボンドを流し入れます。ノズルの穴をボンドで塞がないように注意しましょう。
「ポイズンリムーバー」の使い方
虫に刺されたら、吸い取り器のピストンを止まるまで押し下げ、先端キャップを患部が中心になるように押し付けます。キャップの口が肌に密着したらリリースボタンを押してキャップ内の空気を抜きます。このとき傷口内の毒も一緒に吸い出されます。ですから虫に刺されたら皮膚の傷口が塞がれないうち、できる限り速やかにこの処置をします。
今回は、毒抜きをする「ポイズンリムーバー」を作ってみました。興味がある方はぜひ作ってみてください。