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コロナ禍を予言するようなSF小説『復活の日』

小松左京著『復活の日』人類は感染症を克服できるか?

55年前、今回のコロナ禍を予言するようなSF小説が発表されました。小松左京著『復活の日』。私が手に入れたのは初版から15年後、高校2年のときで、すでに文庫版化されていたものです。草刈正雄とオリビア・ハッセーが共演した映画でも有名ですね。

『復活の日』では人類滅亡寸前

まだ新装版が重版されていますから、ネタバレしない程度に紹介しますと、新開発された生物兵器を積んだ飛行機がアルプス山脈に墜落して細菌をバラまいたと。

バラまかれた細菌は人から人に次々に感染して、ついに南極を除く地球人類は滅亡してしまいます。コロナもこのまま隔離以外治療法が見つからないで、手をこまねいていると、この本のように滅亡寸前になりかねません。

『復活の日』がなかなか手に入らない

『復活の日』の第1刷は55年前ですが、コアなファンの支持があり、いまだに重版されています。私が最初に『復活の日』を手に入れたのだって40年前で、内容もうろ覚えだったのですが、今のコロナ騒動で、この本を思い出してジュンク堂や三省堂、ブックオフまで探しましたが、どこにもない。仕方がないのでアマゾンで検索すると、「一時的に品切れ、入荷予定あり」の予約販売のみでした。とりあえず予約を入れておいたら、数日後「残り1点」で買うことができました。お値段2530円!

テレワーク・遠隔授業

コロナに感染しない方法としてもっとも有効とされるのが「家から出ないこと」ということで、ゴールデンウイーク開けまで休業する企業や、休校する学校が増えています。仕事や遠隔授業で大容量のデータをやり取りするため、普段空いている平日日中でもネットへのトラフィックが増大して通信速度が体感的に落ちているように感じます。もっとも、サラリーマンはともかく、小中学生はここぞばかりにネットゲームに興じているような…。

私の場合も毎日作業所に出ないで家で原稿書きをしていますが、長期化するのを見越してスカイプとウェブカメラを導入しました。

今、私達にできること

小説『復活の日』では感染率100%、死亡率100%、ワクチンなしという最悪のウイルスがでてくるわけですが、現実はインフルエンザのほうが怖いですね。国内だけで毎年50万人以上が罹患、1万人以上が死亡しています。大騒ぎにならないのは予防ワクチンがあることと、特効薬があるためです。小説のように空気感染はしません。今のところは咳とかくしゃみ、口角泡を飛ばした口論などから感染する病気です。

ではなぜインフルエンザより感染者や死者が少ないコロナが騒がれるのか?それは

  1. 未知のウイルスで、予防薬や特効薬がないこと
  2. 今年になって突然暴れだしたこと
  3. 軍事用に作り出された人造ウイルスの可能性があること、この3点です。

特に3については強い疑いがもたれています。B(生物)兵器を作る上では未知のウイルスを作る必要があります。それを作っても自軍の兵士が感染したのでは元も子もありません。ウイルスに対抗できるワクチンが必要になります。それを作っている最中に何らかの原因でウイルスが流出したのではないかと。

小説『復活の日』では、後半はハルマゲドンモードに入ったアメリカのICBM群を止めることに主眼が置かれ、ウイルスについてはほとんど触れられていません。ここからは本当にネタバレになるので本の内容には触れません。

今、私達にできることは、政府や報道を信じて、マスク、手洗い、うがいを励行すること、むやみに家から出ないこと、流言飛語に惑わされないこと、そこから起きるパニックに乗らないことでしょう。

※アマゾンプライム会員なら、映画版『復活の日』が見られます。2530円は高いなと思う人はビデオを観るのもいいかも。『感染列島』もおすすめです。

 

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