ネガティブすぎるイケメンモデルで注目される栗原類。彼は発達障害(注意欠陥多動性障害・ADD)を持っていると公表しました。
先日発売されたばかりの自叙伝『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』では、主治医や実の母、お笑い芸人で作家でもあるピースの又吉直樹さんのインタビューに加え、自身が発達障害と診断されるまで、現在のモデル・タレントとして活躍するまでの様々なエピソードが具体的に紹介されています。
発達障害(自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など)は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害のこと。発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手で、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくない。
栗原類自身はADDと言って注意欠陥多動性障害にあたる。
8歳の時に当時在住していたNYで発達障害と診断された彼は、今やモデル・タレント・俳優という輝かしい世界で自身の才能を見つけ出し、輝いています。
彼自身が自分の障害を知った理由が映画「ファインディング・ニモ」であったことも今や知る人も多いエピソード。母親と映画を鑑賞している時に忘れっぽいドリーというキャラクターを見て「忘れっぽいなんて面白いね」と言ったところ、母親が「類もドリーと一緒で忘れっぽいんだよ」と言われたことが自身の障がいに気づくきっかけだったといいます。
彼の今の活躍の背景に「母親の存在」と「育った環境」は欠かせないと語ります。
発達障害児に対する日本の教育は間違っている!? 栗原類 https://t.co/8xqc3loRLW
— 五藤博義 (@gotoledex) October 7, 2016
アメリカの発達障害に対するおおらかな環境や周囲の人々の理解、学んだ英語が自信を持たせてくれたと話します。ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を少しずつでも克服してきた事は容易ではなかったでしょう。
アメリカの学校では、英語がうまく話せるわけではなかった彼に対し、周囲はきちんと彼のレベルに合わせた対応をしてくれ、たとえ授業についていけなかったとしても、同じくらいのレベルの子どもを集めわからないところを親身に教えてくれたそうです。
こういった細かいフォローは、先生がしっかりと子どもたちと向き合ってくれているからこそなのではないでしょうか。
誰もが輝くためのヒントがみつかる!
・コメディ俳優になりたいという夢を、母が後押ししてくれた
・中学時代の他者との葛藤が「心の体力」をつけてくれた
・長く続けられる方法で学んだ「英語」が自信になった
・好きな音楽・映画や旅の体験が個性を作る核になった
・長い目であきらめず努力し続けることが大切。…などなど
さらに、母や主治医に加え、芸能界で親交のあるピース・又吉直樹のインタビューも収録。彼がなぜ輝く場所をみつけられたのか、ずっと側にいた母の泉さんだからこそ分かる「あの時、実はこうだった」という出来事などを語っており、3人から見た栗原の意外な一面が明らかに。
『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』。書店で見かけたら、少し手にとってみてはいかがでしょうか。発達障害を抱えるお子様をもつ親、当事者の方はもちろん、すべての人の生きるヒントが見つかるかもしれません。
http://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Hnavi_35025832/pid_4.html
via:woman excite
http://news.walkerplus.com/article/88828/
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