アナと雪の女王2の出す結果
全世界で社会現象化した大ヒットアニメ映画の続編「アナと雪の女王2」の興行が物凄いことになっています。初登場1位は当たり前、公開2週目の週末にはなんと最初の週を上回る集客を見せ、たった10日間で興収40億円を突破し。3週目も絶好調ですでに60億円超の結果を残しています。
これから先、冬休みに入ってからのファミリー層の動き方次第だが、100億円は通過点で、最終的には150億円も視野に入っている模様。アナ雪パート1が255億円を記録したのでディズニー側の目標はなかなか高い。まず、今年ナンバーワンヒットの『天気の子』の140億円超えが目安になりそうだ。
前作に引き続き主人公エルサの声優を演じる松たか子による主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」も爆発的ヒットになり、「レリゴー」ブームの再来です。
実際にチビたちと映画館を訪れて
12月1日映画の日、私たち親子も前回の『天気の子』に引き続き隣町の映画館に『アナ雪2』を求めて映画館を訪れてみました。モールの下、開館時間ピッタリに行き一番乗りしてチケットを買い求めに行った私たちでしたが、待っていたのは一番に列に並んだ挙句、買えたのは残りの席10席くらいの中から選んだ席。そうです、皆さんネット予約で映画購入していたため今は並びもしません。私たちは知らなかった為、いち早く行ったにも関わらず、残りの10席のウチの3席を取ったという事になりました。
まだ、取れたのは良い方で、後ろに並んだ人たちは私たちと同じ時間に来たにも関わらず、ネット予約の波に飲まれて次の上映に回されるような感じ、劇場の中も人混みでいっぱいです。
アナ雪2のオラフの話は、日本の教育及びビジネス界のニセ科学案件、中でも超有害なことで有名な「水からの伝言」「波動理論」の肯定に繋がるので真剣に危ないと思った。あれまだ滅んでないしさー。
『アナ雪2』エルサの「スピリチュアルな自己実現」の奇妙さを考える https://t.co/0CYXgerGnq
— はなびら葵 (@hollyhockpetal) 2019年12月15日
新海アニメ「天気の子」で予告編を流す
映画の宣伝は次の見込み客へどうリーチするかが難しいと言われるなか、今年はディズニーにとっての好条件が整っていたと、映画評論家から報告されています。
6月には興収122億円の『アラジン』、7月は100億円超の『トイ・ストーリー4』、8月には65億円超の『ライオン・キング』と、ヒット作が3作続きました。
さらに、最近までロングランヒットしていた新海アニメ『天気の子』(7月公開)など、『アナ雪』は特大ヒット作に予告編を流すことで、ディズニーとアニメ、両方のファンを基礎票でガッチリ固めたとみられるのです。加えて、松たか子によるのびやかな歌声、「未知の旅へ~」と歌う主題歌のサビの覚えやすさなど、バズる要素がありました。
前作は業界でも想定外の大ヒットといわれましたが、今回は誰もが認める予想通りの結果といえるのです。
あらすじ
「女王となったエルサ(声:松たか子)は、自分だけに聞こえる謎の呼び声の正体を知るため、妹アナ(声:神田沙也加)やオラフら仲間とともに霧で閉ざされた森に足を踏み入れる。そこで彼女が知るのは、自分が持つ魔法の力の正体と両親の死にかかわる驚くべき真実だった」
「1作目に勝るとも劣らぬ覚えやすい旋律の楽曲によるミュージカルシーンと、後半に行くほど盛り上がり、強烈な感動とともに幕切れを迎える序破急の構成が特徴です。そのためエンドロールが流れても席を立つ人はなく、むしろ音楽に聞き入っている。映画の出来は明らかに前作より上なので、見終えてすぐにもう一度“再体験”したくなるでしょう。コスプレ上映やIMAXなどリピーター向けの仕掛けも抜かりなく、年を越えて強力な興行を繰り広げることは間違いありません」(映画批評家・前田有一氏)
前作比211.7%というロケットスタートを切った「アナ雪2」でした。