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お笑いタレント「お侍ちゃん」がクローン病をテレビで告白!

「ザ!世界仰天ニュース」でクローン病が紹介された

8月6日に放送された人気バラエティー番組「ザ!世界仰天ニュース 謎の病と闘う芸能人SP」で、お笑いタレント「お侍ちゃん」がクローン病を発症したことが紹介されました。

お侍ちゃんの芸風、ネタ

お笑いタレント「お侍ちゃん」。格好は名前の通り「侍」の姿をしており、言葉や仕草も江戸時代風に変えて喋るのが特徴。

「1、2、参勤交代〜!江戸江戸〜♫」

とショート時代劇のネタでお客さんを笑わしてくれます。

頭のちょんまげも地毛。ブログもやっており自分のことは「拙者」、語尾は「ござる」と時代劇風に喋ります。
クイズ番組などにも多数出演していて、インテリ芸能人としても有名です。

クローン病を発症したことをテレビで明かした

8月6日に放送された「ザ!世界仰天ニュース 謎の病と闘う芸能人SP」で、お侍ちゃんがクローン病を発症し闘病生活をしていたことが番組で紹介されました。

クローン病の方からの Twitter からも、
「テレビでクローン病のことが放送される」
とたくさんリツイートされるほどでした。

クローン病は10代から20代の若者に多く発症する炎症性腸疾患の難病です。
腹痛、発熱、血便、下痢、体重減少などが起こり、患者数は年々増加。現在日本で4万人のクローン病患者がいるとの報告もあります。僕もそのクローン病患者の1人です。

お侍ちゃんは現在38歳。腹痛が始まったのは今年1月。体重も70キロあったのが20日で一気に55キロまで減少。

大物俳優の方と一緒に舞台をすることが決まったお侍ちゃんは、家計を支えるために舞台に出演して成功させたいとの思いで一生懸命稽古を頑張っていました。

しかし謎の腹痛に何度も襲われて、休みの日に奥さんと一緒に病院へ診察に行きました。

最初に医師から「胃腸炎」と診断されて絶食生活をします。なかなか腹痛が治まらず、痛み止めの薬をしてもらっても効果は続かず、稽古を休み設備のある大きな病院へ入院をしました。

大腸、小腸のレントゲン検査を受けてようやく「クローン病」と分かったのです。

お侍ちゃんはブログでもこう語っています。

ところで、拙者がかかったクローン病って何だ?? クローン病?あのクローン??羊のドリー的な?(古)現代病的な??もう一人の分身が現れる病的な??

というように「クローン人間」や「クローン羊」と間違える人も多いと思いますが、全く違います。

1932年にアメリカのブリル・バーナード・クローン医師の報告で名付けられた病名です。ここがよく誤解されやすいところであり、まぎわらしいところでもあります。

お侍ちゃんは入院をして、ステロイド剤の治療や食事制限の指導を頑張って無事に退院できました。

このことが仰天ニュースで放送されたのです。

テレビでもっと紹介してほしい

患者数が上昇しているとはいえ、まだまだ知名度は低いクローン病。

テレビでもNHKや医療番組などで、たまに紹介してくれることもあります。

「ザ!世界仰天ニュース」で紹介されることは本当に驚きました。

司会の中居正広さんや笑福亭鶴瓶さん、ゲストの芸能人の方々も「クローン病」のことをどれだけ知ってもらえたかな? と思いますし、放送後もTwitter から、

・「もっとテレビで紹介して」
・「病気になった人しか苦しさが分からない」
・「クローン病を理解してくれると嬉しい」

といったツイートが多かったです。

僕もお侍ちゃんがクローン病になったVTRを見て、
「腹痛はお腹を殴られた感じ」
と言っていたことが、
「それめっちゃ分かるわー!!腹痛は痛いよー」
と共感して見てました。

あと感じたことはVTRの中で、クローン病と分からなかった医師がお侍ちゃんの検査結果表を見ながら、

「不気味だな……。」

とつぶやいていたこと。こんなことを医師から言われると患者も怖くなります。

番組内でもナレーションが、

「このあと完治することのない、とんでもない病気が!」

と大げさに紹介されていたことです。

これを見て、

「とんでもない病気なのか〜? じゃあ僕って本当に大きな病気にかかってしまったんだなぁ」

と改めて思いました。

お侍ちゃんがテレビでクローン病を発症したことを告白してくれたことは、同じクローン病の皆さんがたくさん嬉しいと思っているでしょう。

「クローン病、ああ知ってるよ」

と相手に言ってもらえるぐらい認知されてほしいです。

継続的な治療を続けることが大事なクローン病。病気に負けず頑張っていきましょう!

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