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血液検査「CRP」で自分の体調がよく分かる

「CRP」とは、身体の炎症反応を示す数値のこと

僕はクローン病を発症してから毎月病院へ診察、治療に行ってます。まず初めに採血をしてもらいます。血液検査をすることで「CRP」といって、身体の炎症反応を示す数値が分かり、主治医と体調のことや今後の治療方針などを相談することができます。

「CRP」とは?

採血結果の数値を見て、主治医がまず初めに見る値が「CRP」という数値。
これはどういう意味か簡単に説明すると「身体の中に炎症や痛みがどのくらいあるか」という数値で、日々数値は変動します。
お腹が痛い、歯が痛い、足が痛いなど、身体のどこかに少しでも痛みがあると、このCRPが上がります。
クローン病はお腹の痛みを見るのが大事で、医者によってそれぞれですが、僕の主治医はまずこの数値を最初に見ます。一般的なCRPの正常値は「0〜0.3」です。

 数値の高さは患者それぞれ

毎月1回は採血をしてもらっていますが、僕はいままで正常値である「0〜0.3」になったことは1度もありません。1番低くても「0.7」がです。

高校生のとき、最高で「16」という高い値を示したこともありました。すぐ入院になってしまい、絶食生活を約3ヶ月もしてお腹を安静にした経験もあります。
主治医からも「よくここまで我慢してたね、早く病院に来なさい!」とめっちゃ怒られました(汗)
学校も休みになり卒業できる単位も取れるのかと、このときは本当に心配でした。

数値が「1〜2」と低い値でも入院になる方もいるので、CRPの値と体調の変化は個人差があります。

「CRP」は大事な値

クローン病を患ってからCRPを見るのは大事です。僕は採血結果の用紙をファイルに必ず閉じて、空欄の場所などに、
「このときはお腹が痛かった」
「脱水症状があった」
とその時の症状をメモしています。

そして似たような症状が現れたら、検査結果を前の採血結果と照らし合わせながら主治医と相談して、今後の治療方針などを決めていくようにしてします。

さっきも書いたように、採血結果のどこを重点に見るかは医者によってそれぞれです。
僕の主治医はCRPの他にも、栄養が取れてるかどうかが分かる「アルブミン」や、貧血の状態を見る値「Fe(鉄)」などを見て診察します。
他にも色々と見る数値はたくさんありますが、基本はこの「CRP」の値で自分が今どのような体調、症状なのかが分かります。

もし健康診断などで採血をすることがあったなら「CRP」という値を見てみてください。正常値よりも高い数値であれば、よく医者と相談することが大事です。

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