鹿児島県外へ行くと、低床バス(ノンステップ)や低床電車が通るのをよく見ますが、私たちの住む鹿児島ではまだまだ少ないかなと感じています。
先日、私の祖母が市営バスを使って外出する際に、バスの階段から転倒してしまいました。その時近くにいた女性が助けてくれて、打撲程度ですみました。
しかし低床バスや低床電車はもちろん、すべての公共交通機関において高齢者の方や車いすの方、視覚障害を持つ方にもう少し配慮をしていいのでは?と感じているのはきっと私だけではないはず。
暮らしには欠かせない路線バス。日々利用する大事な交通手段ですが、車内での転倒事故も相次いでいるという印象です。
弊社の路線バスではカラーリングによって車いすの方が利用できる低床バスを見分けることができます。 低床ではないバスには車体に白い線が入っており、低床バスには金色の線が入っております。 ぜひご活用ください。 pic.twitter.com/93HPUJx9dx
— 広島バス株式会社 (@Hiroshima_bus) August 10, 2016
広島のように、「一目で車いすの方が利用できる低床バスである」ことがわかるのもいいですね。低床バスは、ベビーカーを引く方の乗車にも便利です。
ノンステップバス、低床バスは車いすユーザーのためだけでなく、高齢者や子どもなど、社会全体にとってよい。怪我で休業中車の運転ができない人もバスに乗る。
— maki🌈9/2仙台@CFS勉強&交流会 (@maki_cfs) July 4, 2016
東京・渋谷にて、バス乗車中の危険な出来事についてお年寄りに聞いたところによると以下のような内容が挙げられています。
- 86歳の女性:
「降りようと思って運転手のそばまで行ったら、滑って後ろに倒れたことがある」- 座席から転がり落ちたことがあるという女性:
「一番後ろに座っていた時、急停車でバタバタと前の方に行ってしまったことがある。何かにつかまっていないと怖い」- つえを使っていた男性:
「バスの車内では、ちょっとした揺れでも体では倍くらいに感じる。完全に止まってから立たないと非常に危ない」- バスの車内で転んだ人を見たことがあるという男性:
「一番怖いのは転んで寝たきりになることだ。バスは時間で動いているからか、少しでも遅れたりすると早く乗ってくださいとせかされることがある。乗ったらすぐに動き出すバスがあるが、あれだけはなんとかしてほしい」
たくさんの方が日々危ない目に遭っています。特にお年寄りの方は停車前に席を立ってしまう方が多く、急発進時や停車時などは特に注意が必要です。早く降りなければ!と焦ってしまい、停車前に降りてしまう方もいます。
本人も焦らずゆっくりと降りることも大事ですが、バスの運転手も急発進に気をつけるなど少しのことで、事故も減っていくのではないでしょうか。
https://twitter.com/fmk_luv27/status/769079548453523456
こっちのバス運転めっちゃ荒いし座るの待ってくれないから何度もふっ飛ばされたし車内放送とかあるわけないしアプリとってもタイムテーブル表示されるだけで現在値とか分かんないし
何が言いたいかっていうと
西鉄バスは最強。— y.honami (@y_honamiii) August 23, 2016
そして、私たちが住んでいる鹿児島では7月に「車いすと路面電車の接触事故」が起きました。
鹿児島市で5日午後、路面電車から降りた車いすの男性が、出発したこの路面電車と接触し、男性は足に軽いけがをしました。 事故があったのは、鹿児島市西千石町の高見馬場電停です。 5日午後6時半頃、車いすを利用する59歳の男性が男性運転士の補助を受けながら電車から降りた直後、出発したこの電車とホーム上の車いすが接触したということです。 この事故で、男性は足に軽いけがをしました。
鹿児島市内での交通機関といえば、バスか路面電車が主。もしくはJRを利用する人も多いのですが、車いすユーザーが利用出来る便は少なく、さらにこんな時代にスマホで検索した(時刻表の)予定時刻が大幅にズレるのは日常茶飯事。
さらに、車いすユーザーの利用出来る低床バスが予定時刻に必ず運行されるかといえば、突然当日変更になってしまうこともあるため、念のため当日バス会社へ問い合わせをしてみないと「確実に車椅子でバスに乗れるかどうか」はわかりません。
な…なんと不便なんでしょう。せめてwebで情報を公開するなど、すぐにできることはあるはず。
さらに、路面電車の停止位置と車椅子の乗車位置が大幅にズレることもしばしば。
バスのスロープの出し入れに慣れていない運転手も見かけます。
バスの運転手さんの車いす設置までのスキルの差ってのはどうしようもないのかなあ。。。引き出し式のスロープは出せない人が多い。まあだから縦に収納する形に変更したのかもしれんけど(引き出し式のバスが旧式)地面に擦って収納できないバスに車高上げたほうがいいんじゃ、ってアドバイスしたことも
— 小杉あや☆鈴木綾子升階茶寮さんにてリース展示即売中 (@ayadayWreath) June 22, 2016
バスの運転手さんめっちゃイライラしてて
舌打ちしたりため息ついたり1人で文句
ゆって何かやばい❢❢いきなりスピード
上げて走って急ブレーキかけるし(笑)
早く降りたい😭生きて帰れるかな。。— ちさと (@bskvly_2020) August 19, 2016
神奈川県川崎市でも、車いすが転倒する事故がありました。
バス中央部右側の車いす用スペースにいた女性が、車いすごと床に倒れ、同乗していた介助役の息子も左腕を打撲したという。
同局では、車いすの乗客に対し、運転手が専用ベルトで車いすを車体に固定することを、基本動作として定めている。運転手は怠った理由について、「うっかりしていた」と話しているという。
本当に危ない。車いすの方もさぞかし怖かった事でしょう。運転手の方ももきちんと確認していればこんな事故は起きなかったはずです。私たちにとっては少しの段差でも、お年寄りの方や車いすの方にとっては大きな事なのです。
バスや電車等の交通機関では、周りの人の配慮はもちろん、まずは運転手のスキルアップを是非行って欲しいものです。
口には出さないものの「快適に利用できていない」と感じているユーザーは多くいます。
さらに、低床バス・低床電車などをもっと増やして、多くの人が快適に移動できるようになることを願います!
バスで車椅子の方が乗ろうとしたけどスロープを出しにくいところで必死に頑張る運転手さん、優先席に座っていたおばあさんが席を移動するのを手伝う女性、そして車椅子の方に付き添う金髪のお兄さん、それを微笑ましく思う隣の人
私は今、心があったかい
— 🍥たつやん🍥 (@12tatsuyann0927) August 26, 2016
https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/167890.html
via:NHK生活情報ブログ
https://archive.is/s9gdX
via:KTS鹿児島テレビ