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大学案内の障害者版あります!

『大学案内2019障害者版』販売中

今まで障害者版の大学案内があることを知りませんでした。1996年版から数えて10冊目の『大学案内2019障害者版』。2014年以来、5年ぶりの発行とのことです。2018年12月25日から販売されている『大学案内2019障害者版』。もっと早くに知ってお知らせできれば良かったですね。

大学別の障害学生の支援状況がわかる

『大学案内2019障害者版』は、障害者スタッフ7名とボランティアで運営している全国障害学生支援センターが、2017年5月29日〜2018年6月30日まで行った調査を中心にまとめたものだそうです。792の大学・大学校を調査し、約3割の247校の協力があったとのこと。

障害をもった学生の受験・在籍・卒業状況、入学試験での配慮や入学後のサポート、設備の状況など、大学別の障害をもった学生の支援状況が掲載されている他、センター試験で受けられる配慮や、2016年から施行された障害者差別解消法について、通学や大学内で受けられる補助制度なども紹介されています。

先輩の言葉を聞きたいなら

これから大学を目指す学生さんにとって、先を歩いている先輩たちの言葉や経験が進路を切り開くためのモチベーションを上げるスイッチになるかもしれません。『大学案内2019障害者版』を発行している全国障害学生支援センターからこんな書籍も出ていました。

『みんなの思いが明日をひらく 障害学生からのメッセージ』

受験や学生生活、実習や留学、就職についてなど、9名の先輩の経験やメッセージが詰まった1冊です。自分の価値観や親の価値観だけでなく可能性を広げるためにも、チャレンジしている先輩たちの言葉に刺激をもらうのもいいかもしれません。

毎年約500名が大学生に

全国障害学生支援センターによると、日本においては、障害をもっている受験生が毎年約3,000名、そのうち大学へ入学される方は約500名いるとのこと。この数字が多いか少ないかは別にして、毎年約500名の障害をもっている方が大学生活を送っている事実を知ると、希望が湧いてくる学生さんも多いのではないでしょうか?

道を切り開いてきた先輩方がいること、全国障害学生支援センターのように経験をもとにサポートしてくれる場所があること。学生さんにはこのような情報をまず自分の手で掴みにいって欲しいなと思います。

まだまだ、障害者にとっては壁の多い大学受験・大学生活ですが、本当に学びたいことを学びたい場所で学ぶために、自分の意志でひとつずつ壁を乗り越えて欲しいです。

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