下血とは主に消化器官から出血をして、肛門から血を排泄すること
主に癌や潰瘍性大腸炎、クローン病などの消化器官の病気を発症すると、炎症や潰瘍を作ってしまい、肛門から下血といって出血してしまうことがあります。これはお腹が痛くなくても起こることで、排便したら自分の便の色を確認するのも大事です。
【下血】
下部消化器官(大腸)からの出血が、排便などに排泄されることである。— minako (@06c3eb7828cd481) 2017年5月29日
クローン病
→小腸、大腸に炎症を起こし、びらんや潰瘍を生じる慢性の疾患。
腹痛、下痢、下血、体重減少、発熱など。
20代に好発。
日本では少ない疾患。— 検査くん (@kensagishibot) 2019年1月27日
便器が真っ赤に!
僕もクローン病を患い、小腸と大腸に潰瘍があります。刺激物や消化に悪いものを食べたり、ストレスを溜めたりすると下血することがありますが、症状には個人差があります。
トイレに何回も
ある日、夕食を食べ終わってからリビングでくつろいでいました。すると、便意を催してきてトイレに行きました。
たくさんの水様便が出たので、便の状態を確認してみると便器が真っ赤に染まっていたのです。
トイレから出て、しばらくしたらまた便意が来て下血。これの繰り返しでした。
立てたくなり緊急入院
大量の下血をしてしまい「これはもうやばい」と、かかりつけの病院に電話しました。
でも下血が止まらなく、オムツをはいたり、親と一緒に入院の準備をしたりしましたが、貧血状態でもう立ち上がることもできなくなりました。
ちょっとでも動くとめまいもしてきて、床に座ることしかできず、お父さんがおんぶして車まで運んでくれました。
命の危機だった
30分ほどで病院に着きましたが、もう車の中で今にも意識を失いそうな状態で、医師や看護師さんたちがストレッチャーなどを用意して緊急患者用の部屋へ行きました。
ズボンも下血で真っ赤に染まっていて、すぐに血止めの点滴を開始。そして「ICU」という集中治療室に運ばれて入院しました。
採血検査をしたら、血色素量という値が「6.7」でした。血色素量とは、ヘモグロビンという赤血球の成分のことで、正常な基準値内は「13〜17」。僕はこの時「7」というはるかに下の値で、「7」から下になると輸血をしなければならなく、とても危険な状態だったのです。つまり、僕はもう少し病院に来るのが遅かったら、大量出血で死んでいた可能性がありました。
血色素量7.4 なんだけど 7以下だと輸血しないとレベルとか 急性だと婦人科系の病気とか云々… 以前からこんな低かったのか… 来月上がってるか ただの鉄欠乏性だろうけどヤダな
— aiko 아이코 (@aik777) 2017年6月28日
お腹は痛くなかったのに下血なんて
大量下血をしたこの日は、いつもどおりに過ごしていました。便意を催したときも、腹痛といった症状は全くありませんでした。普通にトイレに行ったつもりだったのに、下血してしまって自分でも本当にびっくりしたのです。
痔の出血、内蔵疾患の出血
肛門からの出血といえば痔の出血もあるし、内蔵疾患からの出血もあります。痔は排便する時に痛みを感じます。でも、消化器官から出血をして下血をしてしまった僕のケースでは、腹痛といった痛みなどを感じることは全くありませんでした。
健康な方でも、腹痛がなくて下血してしまう場合があるかもしれません。常に便の状態や色をチェックを心掛けることが大事です。