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私はLGBT。リオ五輪はまさに多様性を具現化した大会だった。

多様性を認めあうことを掲げ開催されたリオ五輪は、多くの感動を世界中へ届け無事に閉会しました。さて、多様性を認めあうというキーワードが冒頭で出ましたが、このリオオリンピックに参加した選手のうち、少なくとも41人がLGBTであったと人権団体の調査でわかりました。

前回のロンドンが23人であったことを考えると、倍近く増えました。世界中でLGBTへの理解が進んでいる証ではないでしょうか。今回の開会式にはトランスジェンダーのスーパーモデル「Lea T(リア・T)」さんも参加されています。

Lea Tさんは、男性の体を持ち女性の心を持つブラジル出身のスーパーモデルです。
性転換手術をうけた最も有名なファッションモデルとして知る人も多いのではないでしょうか?2012年に性転換手術に成功しています。

https://www.instagram.com/leatassova/?hl=ja

世界的な雑誌VOUGUE PARISでヌード写真が誌面を飾ったり、GIVENCHYの広告モデルに抜擢されたりと活躍を続けています。

ユニセックスな風潮を持つファッションの世界ではまさしくシンボルのような存在なのです。

今でこそ、世界的なモデルとして活躍していますが幼少期は多くの苦労があったと言います。

今でこそ自信に満ちているが、10代の頃のリアは女の子に魅かれたかと思えば男の子に魅かれ、自分のアイデンティティーを疑っては強烈な自己嫌悪に陥った。さまざま皮肉や侮辱にも耐えた。「売春婦や尻軽女、性犯罪者などと呼ばれた」とリアは言う。

そんな彼女が参加した開会式からスタートしたリオ五輪。多様性をうたう大会には41人のLGBTの選手が参加しています。

大会関係者のブラジル人女性がブラジル代表の女性選手に行った公開プロポーズも話題となりました。

https://twitter.com/nu_pinkfish/status/766678717141688326

2020年の東京五輪、ダイバシティ化を目指す日本で開催されるオリンピックになるわけですが、スポーツの祭典を通じてどこまで多様性を認めあう価値観が広がるか、大注目です。

リオでは来月からはパラリンピックがはじまりますが、チケットの売れ残り問題など課題は山積の模様。ぜひとも乗り越えて素晴らしい大会になることを願います。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/07/post-2192_2.php

via:NewsWeekJapan

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