電撃的な監督交代劇、鹿児島ユナイテッドの進化は止まらない
J3リーグ2018シーズンを2位で終え、来季をJ2のステージで迎えることになる鹿児島ユナイテッドですが、改革を断行しています。J2昇格の立役者の三浦泰年監督が任期満了で退任。後任にはなんと元FC琉球の金鍾成(キム・ジョンソン)氏が招かれました。三浦泰年監督退任に関しては、一部の情報では年棒交渉問題であるとささやかれています。金氏がFC琉球を退団した理由も同じく年棒問題であるとされ、鹿児島がいち早くコンタクトをとったと言われています。
ざっくり
クラブ創立5年目でのJ2参入、いつの年もクラブには新しい風が
元々、鹿児島県にはヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAという2つのクラブが存在していました。
仲が悪いわけではないのですが、両クラブが別々に日本プロサッカーリーグへの加盟を目指していたところ、連盟から一本化の方向性を打診されました。そこで、鹿児島県サッカー協会が仲介役に入ることにより両クラブが統合。
2014年、「鹿児島ユナイテッドFC」が誕生しました。
地元出身選手を中心に毎年オフには積極的な補強
鹿児島ユナイテッドFCは基本的に、地元選手を軸に据えて毎年補強します。
2014年は、鹿児島県鹿児島市出身のMF柳崎祥兵選手、鹿児島県霧島市出身のFW新中剛史選手を獲得。
2015年は、鹿児島県姶良市出身のFW田原豊選手、鹿児島県霧島市出身のMF五領淳樹選手を獲得。
2016年は、鹿児島県阿久根市出身のMF中原優生選手、鹿児島県姶良市出身のMF吉井孝輔選手を獲得。
2017年は、鹿児島県鹿児島市出身のMF松下年宏選手、鹿児島県指宿市出身のDF上本大海選手、鹿児島県鹿児島市出身のMF野嶽惇也選手、鹿児島県阿久根市出身のMF中原秀人選手を獲得。
2018年は、鹿児島県鹿児島市出身のMF牛之濱拓選手、鹿児島県霧島市出身のFW薗田卓馬選手を獲得。
これらを見るとクラブの地元熱が伺えます。
鹿児島ユナイテッドFC
✔︎役員6名、従業員16名
✔︎地元出身選手の割合を、約50%をクラブのルールとしている。#スポーツビジネスサミット#鹿児島ユナイテッドFC pic.twitter.com/xdIszZYuvw— スポーツビジネスサミット(bySPORTS NEXT) (@SPORTS_NEXT_SBS) 2018年12月16日
スペイン1部リーグのアラべスと業務提携。活発な交流を期待
11月25日、J2昇格を決めたその日に鹿児島ユナイテッドFCはスペイン1部リーグのデポルティボ・アラべスと業務提携を結んだことを発表しました。
期待できるのはやはり選手間交流でしょう。アラベスから助っ人を獲得できるかもしれませんし、下部組織に有能な選手がいればアラベスにサッカー留学もできるかもしれません。
具体的内容は公表していませんが、ユナイテッド、アラべスがともに発展できることを期待します。
最近、#鹿児島ユナイテッドFC の 徳重剛代表のクラブ運営に、他のJリーグクラブにない視野の広さを感じます!
▼ 障がい者サッカーの #フューチャーズ の件
▼ スペインリーグ1部の #アラベス との業務提携の件
など鹿児島ユナイテッドFCの未来は明るい♪ https://t.co/qGcvXEDpE8
— 櫻木伸一 ⌚熱血時計卸人 (@cherrywoodjp) 2018年12月1日
来季は超攻撃サッカーか?鹿児島ユナイテッド旋風を巻き起こせ!
金監督は、FC琉球では1-0ではなく4-3で勝つ、いわゆる超攻撃サッカーを展開していました。鹿児島ユナイテッドFCが同じようなサッカーをするのかは不明ですが、監督としての手腕は確かなので期待は大きいです。
どんな戦術であっても、鹿児島ユナイテッドFCには残留と言わず、優勝を目指すメンタリティを大事にして欲しいです。
『鹿児島ユナイテッドFCの予算規模を10億円に近づけるための施策アイデアを考える』
▼現状
✔︎スポンサー数 350社
✔︎広告売上 298百万円
✔︎チケット収入 27百万円
✔︎ファンクラブ 1957人
✔︎年間予算 5.5億#スポーツビジネスサミット #鹿児島ユナイテッドFC pic.twitter.com/uqXnOGvIse— スポーツビジネスサミット(bySPORTS NEXT) (@SPORTS_NEXT_SBS) 2018年12月16日