「個性的でいいね。」「個性なんてなくてもいいよ。」
個性とは「運動ができること」でしょうか。
個性とは「歌をうたうのが上手いこと」でしょうか。
個性とは「リーダーシップがとれること」でしょうか。
個性とは「誰にでも優しくできること」でしょうか。
個性とは「電車にとても詳しいこと」でしょうか。
個性とは「プラスなこと・ポジティブなこと・長所」だけ
なのでしょうか。
「運動が苦手」「英語が不得意」「人間が嫌い」。
これらも十分「個人の性質」ではないでしょうか。
個性と長所はイコールではないのです。
「個性が欲しい。」「この子には個性がなくて…。」
きっとそんな場合も、求めているのは
「周りに誇れる長けたなにか」。
少し違う話では、「物語をつくる基本のひとつ」として
「ケンカが強い」や「美人」や「特殊な能力を持っている」は
『キャラクター性(個性のようなものでしょう)ではない』と
言われているようです。
それはただの『設定』で、登場人物の人間性ではないのでしょう。
「個性的でいいね(なんか変わってるね)。」
「個性なんてなくてもいいよ(敷かれたレールを進んでね)。」
本当の「個性」とは?