2010年、奈良県にて開催された平城遷都1300年記念事業のマスコットキャラクターとして、2008年に誕生した「せんとくん」。
その独特のルックスで話題となりましたが、2010年のピーク時以降、商業利用の収益減少。
公に出る機会が減ってしまったせんとくんを、もっと多くの企業などに使ってもらいたいと言う願いから、商業利用無償化が8月からスタートします!
【せんとくん、もっと使って!】 #奈良県 は13日、県のマスコットキャラクター「 #せんとくん 」のイラスト使用料を8月から無償化すると発表。使用料収入が伸び悩む中、多くの企業に使ってもらい県をPRしていくことにしました。
記事はこちら⇒ https://t.co/561mPEiCdf pic.twitter.com/35mV85Bzww
— 時事ドットコム (@jijicom) 2018年6月13日
ざっくり
「せんとくん」とは
当時、人気だった滋賀県の彦根城ゆるキャラ「ひこにゃん」のようなプロモーション効果を狙って、奈良県が1000万円もの予算をかけ制作されたゆるキャラです。
その風貌に賛否両論
しかし、一部から「かわいくない」や「仏教を侮辱している」等の苦情が殺到する騒動に発展、プロモーションは大失敗に終わるかと思われましたが、この騒動がかえって「平城遷都1300年祭」が世間に知られるきっかけとなり、結果的にプロモーションは大成功となりました。
問題となっていたせんとくんも次第に人気を集め、商業利用料(売上の3%)は2010年のピーク時、約4900円のもの収益を得ていました。
再び人気を取り戻すために商業利用無償化へ!
その後、商業利用料の収益は減少傾向にあり2017年度には160万円にまで減少。
以前ほど、その姿をみ機会も減ってきてしまいました。
今回の商業利用無償化にあたり、
「せんとくんがまたはやり出す、使う人が増えることを期待している。県の認知度が上がることを願う。」
と、奈良県の荒井正吾知事は述べたとのことです。
商業利用するためには?
商業利用無償化は8月から開始されます。
せんとくんのイラスト等を使用するためには、事前申請が必要となり、承認されると26種類あるイラストを自由に使えるようになるとのことです。
せんとくん、実はテーマソング(?)があった!
平城遷都1300年を記念して「平城遷都1300年 記念CD せんとくんとめぐる奈良の旅」と題したコンピレーションアルバムに「せんとくんなら知っている」という楽曲が収録されていました。
「平城遷都1300年 記念CD せんとくんとめぐる奈良の旅」
http://amzn.asia/9P24wAU
せんとくん本人が歌っているわけではありませんが、様々イベントでこの曲に併せてせんとくんがダンスを披露しています。
(※余談)「平城遷都1300年 記念CD せんとくんとめぐる奈良の旅」から個人的に気になる1曲
余談ですが、このコンピレーションアルバムには、若かれし頃の吉永小百合が歌った「奈良の春日野」という知る人ぞ知るカルトソングも収録されています。
この他にも奈良にまつわる様々な楽曲が収録された、ちょっと気になる1枚です。
条件付き商標利用で成功したくまモンに続くか!?
熊本県の人気マスコットキャラクター「くまモン」は、
熊本県のPRにつながるということを条件に、国内企業の商標使用が原則無料となっています。
その効果もあってか、くまモンは今現在も、様々なところでPR活動している姿を目にします。
おはくま〜!今日は金曜日、あとひとがんばりかモン! pic.twitter.com/86yaIwe6a5
— くまモン【公式】 (@55_kumamon) 2018年6月14日
せんとくんもくまモンに続き、再びマスコットキャラクターとして幅広い活動と人気を取り戻すことができるか注目です。
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。