ピョンチャンパラリンピックも、今日3月16日で8日目となりました。
朝10時から始まったバイアスロン女子12.5km(座位)。
座位で日本から唯一出場している新田のんの選手のスタート順は3番。
1番目の選手がスタートして1分後、新田選手はスタートしました。
バイアスロン女子12.5km(座位)は、約2.5kmのコースを5周滑り、その間に4回の射撃(5発ずつ、計20発)を行います。座位の選手はシットスキーに乗って競技をします。
順調な滑りをしていた新田選手でしたが、1周目の下り坂で転倒。スキー板が折れるアクシデントも重なり、射撃は19発命中と好調だったものの、結果は 1時間05分49秒0 の13位。ゴール後彼女は、「途中まで調子が良かったので悔しい」とコメントしています。
平昌冬季パラリンピック
バイアスロン12・5㌔女子座位で新田のんの選手が力走しました。ゴール後の涙の訳とは? 17日道新朝刊に掲載予定です。#平昌 #平昌パラリンピック #PyeongChang2018 pic.twitter.com/zF9vE0yKEG— ぶんちゃんスポーツ (北海道新聞運動部) (@doshin_undoubu) 2018年3月16日
シットスキー開発プロジェクト
日本代表の荒井秀樹監督に誘われ、2015年12月の強化合宿に参加したことからクロスカントリースキー・バイアスロンを始めた北海道出身の新田選手。
座位の競技人口が少なく、当初は男子選手のシットスキーを使用していたとのこと。サイズが大きいため、効率的な動きができないという悩みを聞いた北海道庁経済部を中心に、新田選手のシットスキーを北海道の力を集結して作る、シットスキー開発プロジェクトが始まりました。
【新田のんの選手と新田選手を支える北海道の人たち】
特集記事はこちら↓↓↓https://t.co/mnKKIFeCVG
#NHKピョンチャン #バイアスロン— NHKスポーツ (@nhk_sports) 2018年3月16日
道産子シットスキー ピョンチャンモデル !?
2016年6月から、北海道庁経済部産業振興課、北見工業大学、クピド・フェア、工業試験場、北翔大学、日本障害者スキー連盟など…様々なひとたちが協力して、試行錯誤して完成したシットスキー。
支援で生まれた特注シットスキー 平昌パラ・新田のんの https://t.co/awgLg2JOpJ
— だにえる (@pikareyakutoku) 2018年3月12日
3月10日、バイアスロン女子6km(座位)で、この道産子シットスキーがパラリンピックに登場しました。
あと1回チャンスが
新田のんの選手の今大会の成績は…
3月10日:バイアスロン女子6km(座位)13位
3月14日:クロスカントリースキー女子 スプリント(座位)21位
3月16日:バイアスロン女子12.5km(座位)13位
そして、相棒の特注シットスキーとともに滑るチャンスがあと1回あります。
明日、新田選手は、3月17日 午後0時55分 〜 クロスカントリースキー女子5km(座位)に出場予定です。
競技を始めて2年3ヵ月あまり。
まだまだ経験の浅い彼女ですが、必死にストックを漕いでいる姿は清々しいものがあります。
自分のため、協力してくれた方々のため、応援してくれるひとたちのため…
多分、様々な思いを持ちながら彼女は明日、ピョンチャン最後のレースに望むと思います。
ぜひ、自分の納得するレースをして欲しいですね。
がんばれ、新田のんの選手!
【記事公開】
北翔大学でシットスキートレッドミル [荒井秀樹]全日本チームの佐藤勇治コーチから報告がありました。
ピョンチャンパラリンピックへの出場に向けてトレーニングする新田のんの選手(北翔大3年)が、医科学サポートを受けなが…https://t.co/kJAHmejEYC pic.twitter.com/1YtXh8gRLJ— アウローラ (@skiblog_aurora) 2017年9月15日