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2018.8.10:フリーペーパーVol.29発刊!

鹿児島に誕生!障がい者も住みやすいDIY賃貸マンション「ツクルUD」

4月末、鴨池に新しいマンションが完成する。
その名も「ツクルUD」!
全国的にも珍しい、新築でDIY可能な賃貸マンションだ。

ツクルUDができるまで

なぜ、新築でDIYが可能なのか。
このマンションは、当時住む家を探していた車いすユーザー 矢野さんの「マンション探しがむずかしい」という言葉からうまれた。
その話を聞いた不動産業を行う 窪商事の窪さんは、矢野さんと管理会社のツイン・ビー 田中さんとともにプロジェクトを発足!
当事者の意見を取り入れながら、ツクルUDは形になっていった。

わたし自身車いすを使用しながら、ひとり暮らしをし、このプロジェクトにも参加している。
車いすに乗って生活することは自分にとって当たり前なのだが、正直それゆえに理不尽さを感じることもまだまだ当たり前だ。
住居探しもそうだった。
不動産屋さんに出掛けてもなかなか相手にしてもらえず、やっと物件を見つけても家主さんから断られる。
不動産屋さんの「介助者がいるならいいのですが…」や、知り合いの「家を出るといっても、ままごとみたいなものでしょう」という言葉に悔しさを感じることもあった。
そうして決まった現在住んでいるマンションも、室内を汚さないことが条件で入居できた。

自分の理想の部屋を考えられる!と参加したプロジェクトだったが、メンバーと話すうちに改めてそのむずかしさを感じた。
車いすを使用しているからといって、どこを不便に感じるかは、みなが同じではないのだ。
むしろ、自分にとっては使い勝手がいいものも、他の車いすユーザーにとっては不便だと感じることも多い。
これはすべての障がい者、健常者同士でも言えることだろう。
こうして生まれたのが、新築でDIY可能な賃貸マンションだった。

特徴

 

※画像をクリックすると、拡大されます。

ツクルUDのもうひとつの魅力は、このマンションが介護付きの賃貸マンションではなく、入居者を障がい者に限っていないことだ。
1階部分が障がい者向けの部屋になり、壁は上下別のクロスを貼り、傷がついた際は下のクロスだけ張り替えることが可能。
キッチンは扉のないタイプのものが取り付けられる。

思いは、そのマンション名にも込められている。
自分で愛着ある部屋をつくること、人とのつながりや自分の将来もつくっていってほしいという「ツクル」、UDは「ユニバーサルデザイン」の意味をもつ。

また、DIYした部屋は退去時に元に戻す必要はない。(※原則。ハウスクリーニングの費用は発生。)
自分がつくりあげた空間は次の入居者に引き継がれ、また居心地のいい空間がつくられていく。
そうやって、部屋自体も姿を変えながら繋がっていく。

自分の生活をツクル楽しさを!

物理的な面で、すべての人に合うバリアフリーは、きっと存在しない。
だが、それはそれぞれに合った工夫とソフト面でカバーできる。
わたしも今の生活に不便さを感じることはあるが、それをすこしでも解消できたとき、マンションの住人や地域の人と顔見知りになり、声を掛けてもらえるたびに、ここに住んでいるのだな、と嬉しくなる。
窪さんの誰でも入居オッケー、もちろん障がい者も!という考え、そして地域のなかで自立して生活し、自分が住む町を好きになってほしいという思いに、どれほどの人が安心するだろう。
(ちなみに画像の地図は、窪さんが描かれました☆)

自分の住む場所を楽しみ、そして自分自身がもっと自由になれる。
ツクルUDがそのきっかけになると感じている。

・お問い合わせ先
窪商事 099(251)8822
FBページ https://www.facebook.com/diy.ud.home/