ここ10年ほどで凄まじい進化を遂げたUSBメモリなどの記録メディア。
記憶できる容量も格段に増え、本体サイズも随分小さくなりました。
ネット上でデータ管理ができるようになったとは言え、まだまだこのあたりの需要はあります。
しかし、どんどん本体サイズが小さくなっていくことへのメリットが、私にはあまり思いつきません。
最近の記録メディアのスペック
Amazon等でUSBメモリを検索してみると、実に様々な種類のモノがたくさん出てきます。
サイズだけで見れば以下のような親指サイズのものや
※http://amzn.asia/13R1VOV
このように薄くて軽いものなどがあります。
※http://amzn.asia/13R1VOV
他にも上記ほど極端なモノでなくとも、平均的には非常に小さくて軽いものばかりです。
そしてどのタイプも、DVDやブルーレイディスク数枚分のデータが入る大容量なタイプで
す。
小さいUSBメモリが欲しくって買ったけど、思ったより小さかった(笑)
これで32Gもあるのか〜
世の中進歩してますな_(:3」z)_ pic.twitter.com/c8o4bkJn49— 良狼 (@ryo_canis) 2017年10月26日
小さくなることのメリットが思いつかない
上記で紹介したように、親指ほどのサイズの本体の中に、ギガバイト単位のデータを手軽に持ち運べるようになりました。
とてもいい事のように聞こえますが、私はそれがデメリットに感じてしまいます。
まず最初に気になることが、小さくなることによって、紛失するリスクが上がるということです。
私が学生時代、大学で作成したレポート等のデータをUSBメモリに入れて、持ち運んでいました。
当時のモノは、今のものより、本体サイズは大きめで、容量も1GB以下程度のモノでした。
それでもよくどこに行ったか分からなくなり、カバンの中をひっくり返して探すという経験を、何度となくやった記憶があります。
幸い、私の場合は、その都度に見つかっていたので、大事にいたることはありませんでした。
極小のusbメモリを買ったら見事にどっかいきました
月初めに届いたはずだが小さいからポスト投函だろうか?開けた覚えもどっかに置いた覚えもないヤベェ— rag@秋のゆき (@rag_autumn) 2017年11月7日
私の場合は学生時代の話ですが、これが仕事に関したデータの場合ならどうでしょう?
場合によっては、紛失騒動で、大変な損害を出してしまうこともあります。
近年、個人情報の管理が厳しくなっているのにも関わらず、
以下のような個人情報などや重要なデータが、記録されたUSBメモリ紛失事故が後を絶ちません。
宮崎市教委、市内の小学校の教諭が児童52人分の通知表所見や24人分の個人写真などの個人情報が入ったUSBメモリを紛失したと発表。
いつも通り、自宅作業の為に持ち帰って紛失のパターン。クラウドを使わせた方が安全では。office365とか。https://t.co/mlAi3eqrX7— JP四川麻婆豆腐/CC (@hogehuga) 2017年12月8日
柏・個人情報を一時紛失した教諭を戒告 /千葉
柏市の公立小学校の女性養護教諭が、教職員や児童の個人情報のべ815人分が記録されたUSBメモリを紛失、県教委が懲戒戒告処分。
私物USBで、自宅などで仕事をするため校外に持ち出し、一時紛失するも鞄から見つかる。https://t.co/xpEQDV7zpo— JP四川麻婆豆腐/CC (@hogehuga) 2017年11月16日
もしも紛失してしまった時のための対策
上記で紹介した事故は未だにありますが、やはり利便性がとても高いため、現在も使い続けている方は多いと思います。使ってる以上、最悪の事態を未然に防ぐためにも、それなりの対策は必要です。
まず、紛失対策としてUSBメモリにストラップを付けましょう。
それだけでもだいぶ存在感が増すので、リスクは減ります。
しかし、それでも紛失してしまい、第三者の手に渡り、中のデータを悪用されてしまわれないためにも、あらかじめ中のデータを暗号化しておきましょう。
Window や Mac には、USBメモリのデータを暗号化できるシステムが存在します。
もしものときの対策を! MacとWindowsでUSBメモリを暗号化してセキュリティーを強化する方法
あらかじめUSBメモリを暗号化しておくことで、情報を不正に奪われる危険をなくすことができる方法。https://t.co/ow3hDRVyss
— ガクビズ (@gaku_biz3150) 2017年11月8日
ここまでやってしまえば、随分リスク軽減につながるのではないでしょうか?
以上のように、いざという時の対策を紹介しましたが、便利さと引き換えにここまで気を使わないといけないかと思うと、個人的には、使うことを躊躇してしまいます。