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プロ野球クライマックスシリーズのルールを考えてみる。

2017年レギュラーシーズンのプロ野球は圧倒的な強さを見せてセ・リーグが広島東洋カープパ・リーグが福岡ソフトバンクホークスが優勝を果たしました。両チームはクライマックスシリーズのファイナルシリーズでファーストシリーズを勝ち上がったチームと試合を行います。

しかし、このクライマックスシリーズで1位のチームには日本シリーズに行けるようにもっと優位な条件やアドバンテージを与えてみては?といったたくさんの賛否両論があります。

1位になった時の優位な条件とは…

クライマックスシリーズは最初にファーストステージで2位と3位のチームが3試合制で行われ、先に2勝するとファイナルステージに進出ができます。

そしてファイナルステージでは優勝した1位のチームとファーストステージで勝ち上がったチームが6試合制で4勝すれば日本シリーズに進出できるというものです。

そこで1位のチームに与えられる優位な条件というのは…

・ホームの球場で試合ができること

・1勝のアドバンテージが与えられる

・引き分けでも1位のチームが勝ち

ということです。つまり1位のチームは3勝すればアドバンテージの1勝を足して4勝となり日本シリーズ進出が確定します。

2位に大きくゲーム差を付けたらアドバンテージを増やしてみるのも

短期決戦となるクライマックスシリーズは何が起こるか分かりません。たとえ2位のチームに1ゲーム差で優勝、あるいは10ゲーム差以上で優勝したとしても、上記に書いている優位な条件に変わりはありません。

143試合も行うペナントレース。圧倒的な強さで優勝した広島東洋カープと福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズ進出でもいいのではないか?短期決戦のクライマックスシリーズで、もし広島とソフトバンクが負けるようなことになると…

「なんのための長いペナントレースだったの?」

と思う野球ファンの方もいると思います。

過去にもセ・リーグで中日や、阪神が2位からクライマックスシリーズを勝ち抜き日本シリーズへ進出。有名なのは2010年にパ・リーグで3位の千葉ロッテマリーンズがクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズで優勝した「下克上」ですね。

なので2位に5ゲームから10ゲーム以上の大差を付けたらアドバンテージを2勝や3勝にするなど、もっと1位のチームに優位なルールを与えてもいいと思います。15ゲームとかだったらクライマックスシリーズなしでも良いかと。

クライマックスシリーズがあると残り試合も盛り上がるから

クライマックスシリーズが無かった頃は優勝チームが決まると残り試合は消化試合となり、個人成績を狙う選手が増えるなどレギュラーシーズンの盛り上がりに今ひとつ欠けてくるというのも理由の1つとして挙げられます。観衆の減少も考えられるため、クライマックスシリーズで3位までに残り、日本シリーズに進むチャンスが生まれたことでレギュラーシーズンも最後まで面白くなるのです。

2位や3位のチームがクライマックスシリーズを勝利し、日本シリーズへ進出すればそのチームのファンは大いに盛り上がるかもしれませんが、ダントツで1位になって短期決戦のクライマックスシリーズで敗退したら何かこう…「これでいいのか?」と考えてしまうものがあります。

ですが、今年のセ・リーグは横浜DeNAと読売ジャイアンツが3位の座を争う大混戦。パ・リーグは2位と3位を西武ライオンズと東北楽天ゴールデンイーグルスの間で争う混戦となり、レギュラーシーズン残り試合も多くのお客さんが球場に集まり、ほぼ満席状態。チケットやグッズの売り上げも好調でクライマックスシーズンが功を奏した一例になったといえるでしょう。

今年は、広島もソフトバンクも2位に大差を付けて優勝しました。今シーズンの日本シリーズは「広島 ー ソフトバンク」でいいのではないか?という声もたくさん上がっています。

クライマックスシリーズは確かに盛り上がります!しかしゲーム差でアドバンテージを増やしたりなど、成績によってはクライマックスシリーズのルールの変更もありかな?と検討してもらっても良いかと思います。

via:コトバンク

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