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おもちゃの、性別による対象区分けは必要か?

男の子用、女の子用と、小さな子ども向けのおもちゃにも、性別の区分けがあります。でも、別に男の子が女の子用のおもちゃで遊んではいけないという決まりがあるわけではありません。

もちろん、その逆も同じです。

女の子でも男の子でも、楽しく遊ぶことさえできれば当然ながらどちらで遊んでも問題ありません。

玩具メーカにしても、売上だけ考えるならどちら向けの玩具であっても売れてしまえばいいわけです。

商売ですから、今の子どもが何に興味があってどのような遊びが人気があるのか明らかになれば、玩具メーカーとしては同じテーマで男女両方に向けた玩具を開発するのだろうと思います。

ビジネスとしてのおもちゃ

一方の性別に特化したおもちゃを開発し、その性別の子どもにしか売らないという商法は、あまりにももったいないやり方です。

子どもが何を欲しているのか、それは大人には分からないことです。意外なものが人気を博し、メーカーが突然大量生産に踏み切るような例は過去にもありました。

ヨーヨーたまごっちルービックキューブ、などなど。

子どもはもともとおもちゃが好きですし、遊び始めれば性別に関係なく夢中になるものです。

市場を広く構えるという点でも、消費者である子どもたちの楽しみのためにも、おもちゃの性別による対象区分けは必要ないと言えるでしょう。

性別を超えて楽しいもの

極端なことを言えば、その子どもが楽しいと思うものなら、おもちゃは何でもいいのです。
そろばん食器洗い用スポンジでも、危険なものでなければなんでも。

一方、ブロック積み木など、本来性別の差が無いようなおもちゃもあります。

その場合、男の子と女の子で仲良く遊んだりケンカになって泣き声がずっと止まないこともありますが、別の遊びに誘って気分が変わると泣き止んだりします。

メーカーとしては、意図しないブームが訪れて自社商品が大量に売れればそちらのほうが意外性の高いぶん、嬉しさもひとしおでしょう。

良いものは、お客さまが決めてくれます。製品への評価は、メーカー側で決めなくていいのです。

性別による好みの差が無いわけではない

とはいえ、女の子がままごとセットを欲しがったり、人形で遊ぶのが好きだったりするのは伝統的な傾向です。

男の子も乗り物のおもちゃやチャンバラにつかうを欲しがったりすることが多いです。

小さな子どもにも、性別による好みはあります。

その中で、違うおもちゃで遊ぶ楽しみも得られれば、楽しみの可能性創造力はもっと広がることでしょう。
おもちゃで遊ぶことから一生の職業に繋がる自分の本当に好きなことに出会うこともあります。

好きなおもちゃなど、大人が決めつけずに子どもの好みに任せてしまえばいいのです。

きっと、男の子にも女の子にも、それぞれ対象とされるおもちゃを与えれば喜んで遊ぶでしょう。

加えて、調理するおもちゃ、例えば、おままごとのおもちゃの包丁でおもちゃの野菜を切るという遊びは、料理の楽しさを教えてくれるかもしれまぜん。

そもそも、なぜおもちゃに性差の区別を設ける必要があるのか……。

「(これ、おもしろい!)」

と、子どもが楽しみを発見する感動を大切にしましょう。

おもちゃに性別があってもなくても「」はありませんが、無い方が可能性を広げる分、より良い、と言えます。

ヨーヨーけん玉が上手な子どもが世界大会で活躍する例もあります。

その子の秀でるきっかけを奪わないようにする意味でも、おもちゃの「ダイバーシティ」には価値があります。

対象となる性別は一旦置いといて、適宜用途に応じてそのおもちゃを使い分ければいいということです。

http://www.sankei.com/west/news/160120/wst1601200003-n1.html

via:産経WEST

http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/30/41-photos-of-boys-with-dolls_n_17343692.html

via:HUFFPOST LIFESTYLE

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