金曜ロードショー」の映画解説などでもお馴染みの映画評論家、水野晴郎制作のスーパーサスペンス・アクションロマン映画「シベリア超特急」が、動画配信サイトGYAOにて4作品が配信されました!

あらすじ

水野晴郎監督・原作・脚本・製作・主題歌の作詞・出演をこなすこの「シベリア超特急」シリーズは、第二次世界大戦中、満州国へ向かうシベリア鉄道の中で起こった殺人事件を、水野晴郎扮する日本陸軍大将の山下奉文が事件を解決していくというもの。その劇中内にて、数々の名作映画のオマージュを反映させる中で反戦メッセージを訴える内容です。

気になってしょうがない水野晴郎の棒読みセリフ

この映画すべてのシリーズに言えることですが、とにかく水野晴郎の演技がびっくりするほどヒドいのです。全く感情の起伏が無い棒読みセリフがコレでもかと言わんばかりに視聴者の耳に流し込まれていきます。周りがちゃんとしていればちゃんとしているほどに彼の棒読みは際立ち、観ているこちらがわらもその度に吹き出してしまうこと必至なのです。

でも何故か観れてしまう不思議な魅力のワケ

とにかく前項でも取り上げた事も含めあらゆるツッコミどころ詰め込んだこのカルト映画、「駄作カルト映画」扱いになりそうなところですが、何故かちゃんと楽しみながら最後まで観ることができる、「不思議な魅力を持ったカルト映画」なのです。そこで個人的に注目してほしいところをピックアップしました。

  • もはやクセになる水野晴郎の演技。
    前項でも取り上げたある意味強烈な彼の棒読みセリフが、いついかなる時も視聴者をズッコケさせてくれます。この演技が次第に慣れてきてしまうと、逆にクセになってしまい、この映画でしか成立(?)しない周りとの妙なバランスを生み出します。
  • 毎回登場する大物俳優・女優の演技の凄まじさ。
    このシリーズでは、各作品に必ず大物俳優・女優(かたせ梨乃、三田佳子、長門裕之、宇津井健など)が必ず参加しています。愉快マイナス部分ばかりが目立つ作品だからでしょうか、大物役者たちの迫真の演技は毎回観ていて唸ってしまいます。個人的にお気に入りは「シベリア超特急2」に出演した長門裕之の悪役演技は、とにかく強烈の一言に尽きます。しかし毎度毎度、大物役者達による迫真の演技のなか、何一つ演技のスタンスを変えない水野晴郎はある意味一番すごいです・・・。
  • 恒例のラストのどんでん返し。
    ブルース・ウィリス主演の「シックス・センス」が公開された当時、ラストシーンにどんでん返しな展開が話題になる前から、上映前にラストシーンは他の人に話さないようにというテロップを入れてから上映をしていた「シベリア超特急」。そんなシリーズ恒例、ラストのどんでん返しもこの映画の楽しみの1つです。なので最後まで見逃せないというのもあるのです。
  • とにかく水野晴郎の映画に対する愛情が溢れている。
    この作品が最後まで観れてしまう大きな要因のひとつではないかと個人的に思います。このシリーズを色々観て感じた事は、水野晴郎の映画愛に溢れているということです。その情熱と勢いのままに制作し出来上がったのがこの「シベリア超特急」なのではないかと思います。しかしそんな情熱一点突破で作った結果、ポンコツカルト映画になってしまっていますが、そこはもうご愛嬌ということで彼の作品中から溢れる「映画」を感じて下さい。

そんな不思議な魅力を持ったカルト映画「シベリア超特急」からシリーズ1作目から4作目までが8月18日〜24日まで配信されています。個人的にこの映画を観て「好きだけではどうにもならないこともある」というのと「好きであり続けることの大切さ」など色々と学びました。まさかこの映画でそんなことを真剣に考えることになるとは思いもしませんでしたが(笑)

みなさんもこの不思議な魅力を秘めたこの映画、是非体験してみてください。

via:GYAO「シベリア超特急シリーズ」

シベリア超特急 シリーズ-動画[無料]|GYAO!|映画《シベリア超特急 シリーズ》カルトムービーの傑作「シベリア超特急」シリーズ。gyao.yahoo.co.jp

via:Wikipedia「シベリア超特急」

シベリア超特急 – Wikipediaja.wikipedia.org