誰しも小さな頃そう教わったことがあるはずです。
しかし、世の中にはかなりの「衛生的矛盾」が存在しています。
(ちなみに『うがいは15分に1回くらいの頻度で行わないと効果が期待できない』
という説があるようですが、とりあえずここでは『手洗いとうがいは仲間』として扱います。上記の説はその実行を迫っているというより別の対策を唱えているようです。)
(詳しいことは調べてください。)
帰宅時に手洗い等をするひとは多いでしょう。しかし、食事前は帰宅時ほどは実行者数を期待できないような気がします。そして、たとえ手洗い等をしたとしても、その後「食事」までにその清潔は保たれているでしょうか。
手洗い後、あなたは「照明のスイッチ」や「ドアノブ」「イス」「リモコン」を触ったり、「スマホ」を操作したりしたその手で食事をしていませんか?
それらの物たちは、よく見ると意外と汚れているかもしれません。
そもそも、手洗い前の手で触った「蛇口のレバー」を手洗い後触って水を止めている時点で矛盾は生じていますが。(じかに触らない方法が推奨されていることもあるようですが。)
更には、外食時はどうでしょう。たとえ普段食事前に手洗い等をしているひとでも、ほとんどのひとが「そのまま」食べているはずです。
なにをもってしてその「許可」をおろしているのでしょう。
そして、トイレに関してですが、先日ある男性芸能人がTVで、「男性が触るのはただの『皮膚』。
だけど女性は拭く時しみてくるはずだからトイレ後手を洗う必要があるのは女性のほう」という趣旨の話をしていました。
もうひとつトイレに関して。例えば「手で直接便座を触った」とき、あなたはそのままその手で家具等を触ったりしますか?しかし、「ホットパンツをはいたときのふともも」はどうでしょう。便座に触れるであろう部分が露出しているので、その服装で座ったイスなどは「便座を触った手で触った」ことと同じということになるでしょう。
そして、スカートをはいているのに、座ったり(ほとんどないが、たまに開脚)するときスカートを巻き込ませずふともも等が床等にべったりとついているひとにも同じことが言えるでしょう。
ところで、「卵の殻の外側についている」で知られる「サルモネラ菌」。
あなたは、卵黄と卵白を分けるときどういう方法をとりますか?いくつか方法が存在しますが、昔からある「卵の殻を使って分ける」はどう見ても殻の外側に、特に卵白が当たっているのではないでしょうか。(生卵は洗浄・殺菌されているとは限らないので。)
最後にひとつ。目、鼻、のどなどの粘膜からもウイルスは侵入するといいますが、「顔を触るクセ」がウイルスを目などに運んでいるとも言えます。
菌とウイルスは違うと言いますが、あなたはどこまでを「許容範囲」としますか?