以前ご紹介した、Twitterの中の人で有名なSHARP(@SHARP_JP)さん。
先日、心温まるツイートがあったのでご紹介します。
それは、あるユーザーのツイートから始まりました。
今日、知人の全盲ではないけど白杖持ちの方から伺ったのだが、視覚障害者の方々の間で携帯電話「ロボホン」が好評らしい。電話帳に顔を登録でき、道を歩いててすれ違った相手を顔認識して「あ、○○さん」と勝手に喋って知らせてくれるそうで、自分の代わりに見つけてくれるととても重宝しているそう。
— нёло (@nyoro_712) June 11, 2017
そんな便利な「ロボホン」だが、如何せん非常に高価なのが難点だそうで(ちなみにその方の知人の方々は視覚障害者向けに貸し出されたデモ機(?)を使ってらっしゃるらしい)、医療補助具として保険適用して支給するなどして手ごろな価格で使えるようになって広まるといいなと仰っていた。
— нёло (@nyoro_712) June 11, 2017
この、すれ違った知人の名前を喋って知らせてくれる機能、視覚障害者だけでなく顔を「見分ける」のが困難な人全般に有用だと思う。相貌失認もそうだし、単に顔と名前を覚えるのが苦手な人もそう。私も、顔は識別できてどんな繋がりの人か迄は分かるのに名前が出てこなくて困る事が多々あるので、欲しい
— нёло (@nyoro_712) June 11, 2017
というか、「顔認識により道ですれ違った人の中からあらかじめ登録した人物を見分け、登録された人物ならば名前を喋って知らせてくれる」機能だけならば、別に「ロボホン」にこだわる必要はないのか。メガネのフレームに組み付けられるくらいの小型カメラとスマホとを使って何とかできないかな。
— нёло (@nyoro_712) June 11, 2017
ロボホンは、SHARPが販売しているロボット型携帯電話です。
通話やメール、カメラや検索などのスマホ機能を会話しながら操作できます。
顔認識機能も搭載しており、電話帳に登録すると写真撮影の際、登録した相手を呼びかけながらシャッターを切ってくれるそう。
普通に会話したり、歩いたり、踊ったりと、まるでミニドラじゃないか!のび太よ。ドラえもんは、生まれつつあるぞ…!!
昨年放送された人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で、重要なシーンに使われた事でも有名ですね☆
さて、上記のツイートに書かれた すれ違い様に声を掛けてくれる機能。
自分も人様の顔と名前を覚えるのが大の苦手なので是非とも有り難いのですが、残念ながら今はそのような機能は無いとの事。
ただ、今回のツイートの反響を受け、SHARPの公式Twitterから このようなツイートがありました。
きのうからこちらで注目いただいているロボホンの機能について、少し誤解があるため、訂正と現状をお知らせいたします。→ シャープのロボホンが視覚障害者の間で好評!知人の顔を認識して登録できる機能が便利! – Togetterまとめ https://t.co/2lHjxKeMPL
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 13, 2017
(前ツイ続き)ロボホンの顔認識とおしゃべりの機能が、視覚障害者の方のお役に立てそうだというお声をいただいているのは事実です。ですが「すれちがった相手を顔認識してお知らせ」は、現状のロボホンではできません。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 13, 2017
(前ツイ続き)ロボホンは顔認識した顔を電話帳に登録できるため、たとえば写真を撮る時、登録された人がいるとその名前を呼びながらシャッターを切ります。ですが歩いている時に、すれ違った顔を認識して呼びかけることは、残念ながらできません。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 13, 2017
(前ツイ続き)という訂正をお知らせした上で、ロボホンの開発チームより「すれちがった相手を顔認識し、登録された人の場合はお知らせする」機能には大きな意義を感じるので、新規アプリとして対応を行うとの連絡がありました。 https://t.co/2lHjxKeMPL
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 13, 2017
(前ツイ続き:おわり)現時点で対応時期は明確に申し上げられませんが、ロボホンがハンディキャップある方たちのお役に立てるような取り組みに、開発チームはできるだけ注力していきたいとのことでした。今回のきっかけとなったご要望をツイートくださったみなさま、ありがとうございました。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 13, 2017
元々SHARPは、障がい者雇用や全国の特別支援学校への出前授業などに力を入れており、社会貢献活動には障がい者への「自助自立」を基本理念としているそう。
だからこそ、このような流れが起きたのかもしれません。
一つのツイートから実現可能になる世界。何て素晴らしいのでしょう!
色んな人の癒しと助けとなるロボホンが、これからどう進化していくのか楽しみです(*ˊᵕˋ*)
…ただ、もう少し手に取りやすいお値段にしていただけたら嬉しいなぁ(ˊ ˋ)。○
最後に。遂に海外サイトにも紹介されたSHARPさん。
とうとう弊社垢のことが海外向けの記事になりました。わざわざ大阪まで取材にきてくださったのですが、ハイコンテクストな日本の企業ツイッターを解説するのは、記者さんもそうとう苦労されたかと思います。 https://t.co/u6P4xtGJrE
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 20, 2017
日本独自の広告法が、世界にどう伝わるのか…!ロボホンと一緒に宴だ~!
https://robohon.com/product/robohon.php
via:ロボホン
https://togetter.com/li/1119321
via:Togetterまとめ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/13/news077.html
via:ITmedia NEWS