九州にはコスモス薬品というドラッグストアがあり、九州を拠点とする小売業として業界首位を走っています。
ドラッグストアといえば最近は食品の販売も盛んで、価格的にも十分な競争力を誇っています。しかしたまに、この値段で売って店はもうかるのかな、というほど安い商品を見かけることがあります。
普通のスーパーの特売価格さえ大きく下回った値段でいつも安い。べつに、ディスカウントしているわけでもなく。
コスモスっていうスーパードラッグストアがあるんですよ。スーパーより安いんでいつもお世話になってます🙏
— うるとらまんぜろ (@Sathuki03a) June 5, 2017
安すぎる豆腐、27円
安すぎて嬉しいけど不安になりそうな食品第一位は「豆腐」です。
「27円て…、おい」。
もちろん、いい商品をより安くはとても有難いのです。客にとってこのことは何よりの恩恵です。でも、少々からくりがあることを最近知りました。
豆腐という商品としてもちろん問題ないのですが、豆腐の製造工程や利用する原材料に、激安豆腐の理由があるようなのです。
理由は、ネットで検索してもある程度わかることなのですけれど。
全部のスーパーには置いてないけど、こっちだと大型のスーパーかコスモスっていうドラッグストアなら売ってるよ★キャラメル味も前に食べたけど美味しいよね‼︎サイズいろいろあるけど私的には大袋より割高だけど5連の小袋になってるのがあったらそれがおすすめ♪量も適量で食べ過ぎ防止になるしね。
— まりりん (@masamam1116) June 5, 2017
現代の様々な凝固剤
激安豆腐の秘密は凝固剤にあります。
従来、豆腐の材料といえば大豆とにがり、でした。大豆に変わりは無いのですが、豆乳を固める凝固剤はにがりを使う代わりに、安くて凝固作用の強い硫酸カルシウムや塩化マグネシウムが使われているのです。
さらに輸入大豆を使えば売値27円でも利益は十分に確保できます。
コスモスの豆腐も頻繁に食べますが、にがりで固めた100円くらいで売られている従来の豆腐を買って食べてみると、値段にふさわしい味わい、大豆の香りなど、相応の違いが実感できます。
豆腐業界 初の定義 大豆10%以上「とうふ」 「品質」明確に安売りを防止(日本農業新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/8VRGgQnQLX
凝固剤にグルコノデルタラクトンを使ってかさ増ししてる充填豆腐はネスカフェよろしく「固体豆腐」と表記するんじゃないか?— ふおん (@Fuon_P) June 5, 2017
安すぎるもやし、18円
安すぎて嬉しいけど不安になりそうな食品同率第一位のもう一品は「もやし」です。
密封されたふくろに200グラムパンパンに詰まった、結構ボリュームのあるもやしが18円で買えます。従来の日本のもやしは根が細く、大豆、そば、などから栽培されたものです。
昨今の激安もやしの原料は緑豆であることが多く、中国から輸入した豆を国内で発芽させたものがほとんどです。
緑豆もやしの難点を挙げるれば、少し根が太いことでしょうか。繊細なシャキシャキ感がなかなか味わいづらくなります。
主に歯ごたえの面で、緑豆もやしの味は従来の日本産もやしにはかないません。
もやし業者ってそんなに倒産してたのか。
赤字続きだから40円くらいにして欲しいらしい。原料の緑豆が中国からの輸入に頼ってるのが問題らしいけど。国内で作るともっとコストかかるんだろうなぁ。
うちの方は元々あんまり安くないから、40円でも値上がりした感じはしないけど。#ひるおび— メル (@me_ru) June 6, 2017
もやしは、豚肉と炒めてオイスターソースを絡めると美味しいです。
インスタントラーメンにのせることも多いのですが、スープが水っぽくならないように気をつけなくてはいけません。
自分でお好み焼きを焼くとき、キャベツと混ぜて作ると節約もできます。
葉物野菜が高い時期などは裏技として使えます。シャキシャキ感が好きな方には特にお勧めです。
一方の豆腐なら、にがりで固めた良い豆腐なら冷奴で味わいたいものです。
醤油と生姜だけで大豆の香りを楽しみたいですね。
コスモスの豆腐は、麻婆豆腐に使ったり、潰して使う豆腐ハンバーグを作るときなどに特に重宝するのではないでしょうか。
「良い食品の4条件」とは・・ 1.【なにより安全】(添加物や食品衛生の点で安心。) 2.【おいしい】(形状・色沢・香味・食感のすべてが「本物」。) 3.【適正な価格】(品質に照らして安い値段。) 4.【ごまかしがない】(不当・誇張表示、過剰包装がない。)
— 良い食品づくりの会 (@yoishoku1) June 6, 2017
安い商品が出回ることで従来のにがりどうふや大豆もやしが売れなくなるかというと、そういうことでもありません。
私個人もそうですが、料理店でも家庭の食材としても両方を使い分けるようにしています。
豆腐にしても味の違いは分かりますから、美味しい豆腐を食べたいときには数十円の違いは気になりません。
味の文化というものは、一旦消えてしまうと復活させるのが難しい文化です。安ければそれでいいという食事は栄養面も良くないし少し寂しいですね。
従来の味も残しながら家計の助けとして時に激安食材を併用すれば、家庭でも経済のために一翼を担うことができるのではないでしょうか。
via:節約の教科書
https://www.atpress.ne.jp/news/45783
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