例えば、本を捲る動作だったり、ペンを引くその一瞬。
もしかしたら、それは魔法の一部かもしれません。
自他共に認めるマンガ好きの自分が、ここ最近 特にお気に入りのマンガがあります。
その名も『とんがり帽子のアトリエ』。
いざ、新しい魔法の世界へ!
「魔法」
その3文字を聞くと、無条件にワクワクしませんか?
不思議な動物と会話したり、何も無い空間から物を生み出したり、自在に空を飛び回ったり!
映画や漫画によく出てくる杖を振りかざす仕草も格好良く、1人真似したくなります。(そして、後から空しくなるパターン)
主人公ココの住む世界は、魔法が身近にあります。
けれど、生まれつき魔法を使えなくては魔法使いにはなれません。
それに、決して魔法使いが魔法を掛けている姿を見てはなりません。
幼い頃から魔法使いを夢見ていたココはある日、村に訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を掛ける姿を見てしまい、そこからある秘密を知ってしまいます。
秘密を知り、ある過ちを犯し、魔法使いになる道を進んだココ。
1つの絶望から、憧れの世界に踏み出した少女の王道冒険ファンタジーです。
ページを開く度、魔法が降り注ぐ!
わたしがこの漫画を知ったのは、作者さんが描いた単行本化の予告編からでした。
まるで1つの映画の予告編のようで、一瞬でファンになったのです。
【お知らせ】1月23日に発売される『とんがり帽子のアトリエ』第1巻の予告編イラストを描いてみました!#Δ帽子
魔法の物語が持つ魔法。
とんがり帽子のアトリエ [第1巻] 白浜鴎
amazonさんでの予約、購入はコチラ→https://t.co/hdrXSwKYjZ pic.twitter.com/PmUK4zFqyA— とんがり帽子のアトリエ6巻11/21発売📚白浜鴎 (@shirahamakamome) January 7, 2017
そうして、ようやく買って1話目を読み終わった後。
「コレは凄い物を手に入れたぞ!」と、1人地団駄を踏んだものです。
えぇ。大の大人が、ですよ。゚(ノ∀`*)゚。
図書館で借りた本があまりに面白くて、早く授業よ終われ!と、ひたすら願っていた小中学生のあの頃。
当時の、あのワクワクした時間を一瞬にして思い出しました(*ˊᵕˋ*)
このマンガの魅力は、魔法やソレにまつわる世界観はもちろん、主人公であるココと読者の感情がリンクする部分だと思うのです。
ずっと魔法の世界に憧れていたココにとって、魔法や魔道具は初めて見るキラキラとした世界。
そもそも「魔法モノ」が好きだからこそ手に取る読者にとって、主人公の喜びや楽しさには共感しかありません。
主人公と一緒に、その世界を知っていく。
なんとなく、日本版ハリー・ポッターをマンガで読んでいるかのような気持ちにさせられます(*ˊᵕˋ*)
そのワクワク感を引き出す材料。それは、作者さんによる絵の使い方!なのです。
例えばtwitterで話題になった、1つのモチーフを数コマに分けて使い、場面転換を描く手法。
この3コマ、背景繋がってて震える!絵を少しでも描く人はほんとこの漫画、色々震えるからみて!! 「とんがり帽子のアトリエ」白浜鴎 #Δ帽子(画像掲載は許可を得ています pic.twitter.com/nQrir2D72Z
— 「天地創造デザイン部」4巻発売中@蛇蔵 (@nyorozo) August 9, 2016
他にもコマを使って時間の経過を表したり、魔法について説明するシーンでも、コマ割りによって視覚的にも分かりやすく表現されています。
魔法を失敗して、物を焦がしてしまった時などページの隅が焦げていたりと、発見した時の楽しさったら!
ページやコマによって表現する描き方は、作者である白浜鴎先生が、イラストレーターとしても活躍していらっしゃるからかもしれません。
「マーベル・コミック」や「DCコミックス」「スター・ウォーズ」などのアメリカンコミックの表紙を手掛けているそうで、繊細で迫力ある絵に納得です。
もちろん話自体も謎と魔法が上手く絡まりワクワクする展開で、2巻が出るのが待ち遠しいです(*ˊᵕˋ*)
1巻の終わりが、また気になる終わり方なんです!(興奮)
コチラのサイトにて1話目も試し読みが出来るので、「ちょっと魔法の世界へ行ってみたいわ」という方は、是非にも心の箒でエイヤ!と飛び立ってみてください。
読み終わった頃には、1巻を手にしているハズ(u u)b
同じ作者さんで前作の『エニデヴィ』も、”天使と悪魔によるSEX AND THE CITY”みたいで面白いですよ☆
http://morning.moae.jp/lineup/667
via:モーニング公式サイト-モアイ
https://kyikyikyi.tumblr.com/
via:KS Garally