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2023/12/10:フリーペーパーvol.93発刊!

私の映画邦題あれこれ。

Twitterにて、「#素晴らしい映画邦題」 という面白いハッシュタグが賑わっていました。このタグを介して名作からカルト作まで様々な映画が挙げられていますが、私もコレに便乗して本編の内容善し悪し関係なく印象的だった映画の邦題をいくつか紹介していきたいと思います。

邦題が原題を食っちゃった「ランボー」

シルベスター・スタローン主演の名作アクションシリーズ原題は「First Blood」だったのですが、2作目以降は原題も「Rambo」となり邦題に寄った形となった珍しいケースの作品です。元々はベトナム戦争に対する反戦的内容の作品だったのですが、2作目以降からお馴染みのドンパチアクションモノへと毛色を変えていきました。それまで私もドンパチ映画なイメージしか持っていなかった状態で1作目を観たのですが、あまりにもイメージと違う、悲しいストーリーには驚かされました。

邦題通りのやり散らかしっぷり、でも深い「モンティ・パイソン〜人生狂騒曲〜」

イギリスは伝説のコメディ集団「モンティ・パイソン」による長編映画最後の作品。原題は「Monty Python’s The Meaning Of Life」。「狂想曲」と銘打たれただけあって、過激なブラックジョークをふんだんに盛り込んだいろんな意味で衝撃的な内容ながらも、「人が生まれて死ぬまで」についてをテーマに7つのストーリー構成で「人生の意味」を問いかけた傑作です。

最高に男くさい邦題「特攻野郎Aチーム」

元々は80年代に放送されたTVドラマシリーズなのですが、リメイク映画化されたということで・・・ベトナム戦争中、ある事件の濡れ衣を着せられ軍のお尋ね者となった元特攻部隊所属の4人が、依頼者の依頼で悪党退治をする勧善懲悪モノのアクション作品。原題は「The A Theam」と実にシンプルなだけあってこの邦題のインパクトは絶大です。個人的に何度も観返したほどお気に入りの作品です。このオープニングはいつ観てもシビれます。

より恐怖感が増した邦題「遊星からの物体X」

1951年に制作された「遊星よりの物体X(原題は「The Thing from Another World」)」をジョン・カーペンター監督が1982年にリメイクしたSFホラー映画。こちらの原題は「The Thing」。閉ざされた南極基地を舞台に、人間や動物などに同化、擬体しながら観測隊員を次々と襲う「Thing(それ)」と人間の戦いを描いたSFホラー作品。シンプルな原題をココまでインパクトあるタイトルにしたセンスに脱帽です。タイトルも本編も個人的にはお気に入りの作品です。まだCGが一般的でなかった1982年当時に劇中に登場するモンスターの造形美があまりに素晴らしくて、幼少期に観たときのトラウマを乗り越え改めて観た時に「そりゃトラウマにもなるわな」と納得したほどでした。今では大好きな1本です。

邦題の一人勝ち「死霊の盆踊り」

以前もこちらで紹介した通称「最低映画監督」エド・ウッド脚本作品の知る人ぞ知るカルト映画です。原題は「Orgy of the Dead」。売れない小説家ボブがネタ探しに恋人と出かけた墓場で行われていた、死霊となった女たちが踊りを踊る宴を目撃してしまうというストーリーなのですが、メガホンからペンに持ち替えてもその内容のヒドさは健在で、数年前にヒーヒー言いながら観ました。出来ることならもう二度と観たくないです・・・。ちなみにこの邦題の名付け親は映画評論家の江戸木純。完全に邦題の一人勝ち状態のカルト作品。名前に釣られて観てしまったら最後、高確率で後悔必死の1本。

※トレーラー映像は諸事情で割愛させていただきます。気になる方は探してみてください。

もはや黙っちゃいないスティーヴン・セガール「沈黙シリーズ」

最後に、邦題と言えばこの方を触れないわけにはいかないスティーヴン・セガールの「沈黙シリーズ」。レンタル店のアクションコーナーにあるおびただしい数の「沈黙の〜」と書かれたDVDを見たことがある方も多いと思います。続きモノでは無く、各作品設定もストーリーもバラバラなのです。ただ、全体的に様式美化された内容のものばかりなことと彼の代表作「沈黙の戦艦」ヒットしたことにあやかって長年に渡り、セガール作品には何でもかんでも「沈黙の〜」と付くようになったようです。私自身、彼の様式美的な内容にハマりいろんな作品を観てきたのですが、どれも似たような内容ということもあってもはやどの沈黙を観てどの沈黙を観ていないのかが分からなくなってきました・・・。

その中でも個人的お気に入りの沈黙シリーズ「沈黙の聖戦」のトレーラー映像

そしてもうひとつ、沈黙関連で以前から思っていたことが、監督、脚本、主演をスティーヴン・セガールが務めたドラマシリーズの「Ture Justice」という作品があるのですが、日本に流通するにあたってこの作品までも「沈黙シリーズ」に扱われてしまっているのが非常に納得がいかないのです。「いつものワンパターンなセガール作品」と同じ扱いにされてる感や、何より探すのが非常に面倒という意味でもそこはなんとかしてもらえませんか・・・?
複数の展開が同時進行しながら最終的に1つの事件につながっていくという構成で、1話90分とちょっと長めの刑事ドラマモノですが非常に面白いドラマなので、「沈黙シリーズ」を観たことがある方は一旦あの「いつものセガール映画」イメージを取っ払ってからぜひ観ていただきたいです。

 

via:Wikipedia「遊星からの物体X」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E6%98%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%89%A9%E4%BD%93X

via:Wikipedia「死霊の盆踊り」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E9%9C%8A%E3%81%AE%E7%9B%86%E8%B8%8A%E3%82%8A

via:沈黙の研究

http://under-siege.appspot.com/

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