ピン芸人日本一を決めるお笑いの祭典R-1ぐらんぷり2017が関西テレビで2月28日に放送され、「アキラ100%」さんが優勝しました。
アキラ100%さんは、裸体に大きなゴールドの蝶ネクタイだけを身につけ、大事な部分をシルバーのおぼんで隠すさまざまな技を披露する芸で見事栄冠を勝ち取りました。
アキラ100%さんは本名を大橋 彰(おおはし あきら)といいます。
埼玉県秩父市出身の42歳、駿河台大学を卒業しソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に所属するピン芸人です。
もとは「タンバリン」というコンビで芸人活動していましたが2010年12月に解散。
その後はピン芸人として活躍されています。
前回大会の優勝者、「ハリウッドザコシショウ」に続き、SMA所属の裸芸人が同大会を連覇する形となりました。
【丸腰祝勝会】
『師匠、おめでとうございます!弟子として早く師匠をお祝いしたかったです』
と、原田龍二さんがR-1のお祝いをしてくれました✨
これぞ、裸の付き合いが生んだ絆です!原田さん&マネージャーさん、お忙しいところ本当にありがとうございました! pic.twitter.com/VGViV2Odej
— アキラ100% (@akira100p) March 19, 2017
アキラ100%R-1ぐらんぷり2017優勝
R-1ぐらんぷりとは、複数の芸人が漫才やコントを協力して行うM-1グランプリに続いて企画された、ピン芸人が一人芸における日本一の座を争う大会です。
優勝賞金は500万円、副賞として今年2017年大会では全国ネットの冠番組が用意されました。
東京、大阪、名古屋、北海道、静岡、福岡、沖縄で開催される1回戦から予選を行い、決勝に進んだ9名に準決勝からの敗者復活3名を加えた計12名で決勝戦を行います。
決勝進出芸人は4名3グループに分けられ、各グループで1位となった芸人3名でファイナルステージを行いグランプリを決めます。
アキラ100%さんは、「ブルゾンちえみ」「マツモトクラブ」「おいでやす小田」とC組で芸を競い、ファイナルステージからグランプリまで駆け上がりました。
北京餃子でR-1優勝したアキラ100%がネタやってた笑 pic.twitter.com/CJxZEzIxOj
— いがらしせな (@no_isst_title) March 12, 2017
アキラ100%優勝に対する私見
Cグループにおいて、私は「マツモトクラブ」を推していました。
彼は音響機器を駆使したセリフまわしで「イッセー尾形」をも彷彿とさせる一人芝居を淡々と進めていく芸の手法をその真骨頂としています。
「ブルゾンちえみ」は途中ネタの一部が飛んでしまったらしく、ネタ終了後とても後悔していました。
人生を変えるとも言われるこの大きな大会に向けて精一杯の準備をしてきた芸人にとって、それは本当に残念なことだったろうと思います。
「おいでやす小田」は回転のあるしゃべりにとても優秀な芸人としての片鱗が垣間見えましたが、笑いを長期的に提供するという点において強みに欠けるように思われました。
他のグループも素晴らしい一流の芸を披露する芸人でひしめき合っており、誰が優勝しても不思議ではないという前評判にも納得のできる内容でした。
しかしその中でも、アキラ100%の実力は抜きん出ていたということです。
ふつおた。ましゃは「アキラ100%」さんが好きとおっしゃってましたね!R1グランプリで優勝してましたよ!福山さんに自分は似てると思いますか?)自分では似てるとは思わないけど、好きで家でやってみたけどあれ全然できないよね!丸見え(笑) #福のラジオ
— 福山さんのラジオトーク (@mocomisuto) March 11, 2017
アキラ100%、芸人としての転機
アキラ100%が他の裸芸人と明らかに違う点は、彼は「完全に裸」であるという点です。
海水パンツやブリーフをはいたりもしません。
直接身につけるものは首の周りの蝶ネクタイくらいで、大事な部分はおぼんで隠すだけです。
潔いですね。
彼がテレビに出る機会を掴み出したのは、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」のコーナーである「山−1グランプリ」に出演したころ。持ちネタ「丸腰デカ」は、あらゆる方面から好評を博しました。
彼の芸は単に「裸を笑う」「シモネタの一歩手前」という浅薄な次元を乗り越えており、「人が笑う本能に直結する鋭い視点に裏打ちされた、究極のシンプル」とも言えるものでした。
裸芸人は数多くいますが、彼が人気を博す強みとして最大に誇れる点は無駄を省いた「芸の清潔感」であるとも言えます。
Jr.5公演
オーディション情報!
ヨロシクお願い致します( ͡° ͜ʖ ͡°)https://t.co/1ql6a8gUSa写真は今年のR1の覇者
「アキラ100%さん」
とても素敵な人柄の方でした!#アキラ100%#ジュニアファイブ#エッグスタンド pic.twitter.com/YiVmTuTuJv— 奥田努 (@okudatsutomu) March 9, 2017
伊集院さん、何から何までありがとうございましたww!
— アキラ100% (@akira100p) March 18, 2017
彼は、伝家の宝刀とも言うべき持ちネタ「丸腰デカ」を決勝2ネタ中1度も使いませんでした。
彼を見続けてきた所属事務所SMAでお笑いプロジェクト「NEET project」を統括する平井精一さんは、大会前のアキラ100%にさまざまなドバイスを贈り、彼の優勝に貢献した恩師の一人です。
売れない時代が長く続いたアキラ100%は、芸人としての転機となった裸芸をどう見せるか、ファイナルステージでの入りに特に気を使ったと言います。
そのとき「1本めのネタの勢いを大事に」した方がいいとの助言を与えたのは平井さんでした。
そのことを理由に「丸腰デカ」ではなく「絶対見せない de SHOW」を選択したのかは分かりません。
演者と関係者だけが知ることです。
彼の芸はどこまで頑張っても「見せそうで見せない」の一ボケのみです。
その、虎の子とも言うべき一つだけのボケを、さまざまな角度から切り取ります。
とても繊細な芸です。
彼を一発屋として見る向きは多いのかもしれません。
それは分からないことですが、芸人としての多様性はネタ数ではありません。
一つのボケを多くの角度から運用するアキラ100%の手腕は、彼を一発屋に留めることはないと、思わせずにはいられないのです。
http://www.r-1gp.com/about.php
via:R-1グランプリ2017事務局
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170320/Oricon_2087725.html
via:exiteニュース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/201649/1
via:日刊ゲンダイDIGITAL
via:ときめきの宝箱
http://sunhouse.blog.so-net.ne.jp/2017-02-27
via:SUN HOUSEきまぐれ日記
http://news.mynavi.jp/news/2017/02/28/448/
via:マイナビニュース
via:斜め上からこんにちは
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