最近、少しずつ障害者スポーツが増えてきています。その中でも障害者と健常者が一緒に楽しむことができる「風船バレー」について皆さんはご存知ですか?
風船バレーとは?
そもそも、風船バレーとはどのようなスポーツかというと、福岡県発祥のコミュニケーションスポーツです。コミュニケーションスポーツとは、年齢や、障害の有無に関係なく誰とでも一緒に楽しむことができるスポーツのことです。この風船バレーでは、普通のボールではなくその名の通り風船を使います。風船も普通のものよりも割れにくいものを使用します。普通のバレーボールより軽いので強く打ってもケガをすることはありません。しかし、軽い分少しの風で動くのでどこに落ちるか予測しにくいという面もあります。そのため、人によっては通常のバレーボールよりも難しく感じるかもしれません。
風船バレーすると毎回落ちそうなる風船取りに行く時に滑り込んで膝を負傷する
そして利用者さんたちに笑われる— ユキゴリ。 (@gorigorira00000) February 11, 2017
風船バレーのルール
風船バレーは基本的に障害者と健常者が同じコートに立ってプレイします。
風船バレーのルールが斬新 pic.twitter.com/tnSecvk85o
— みゆう (@miyuusandayo) February 4, 2017
さらに普通のバレーボールとは違い、コート内にいる全ての人が一度は風船に触らなくてはいけない。コート内の人数によって全員で風船に触れる回数も決まります。他にも細かいルールはいくつかあるので、気になった方は是非調べてみてください!
風船バレーには作業療法にも効果的!
みんなで楽しむことができる風船バレーですが、リハビリ的な効果もあるようです。
ワタシもリハビリで患者さんたちと風船バレーを行うことがあります。
そのときの患者さんをみる視点としては…しっかりと目で風船を追っているか?手が風船に反応して打ち返せるか?風船に反応する姿勢の変化は?楽しんでいるか?表情は?人とのチームプレーが組めるか?などなど遊び(!?)のようにも感じられる風船バレーの中にも、身体面・精神面の評価ができます。
このようにリハビリ的な視点から見るとこんなにもたくさんのことが分かるようです。さらに、
リハビリの延長で出来る様な、気軽で楽しめる運動やりたいな。因みに、リハビリではたまに風船バレーやります。前は立ってやれてたけど、今は座って。上半身は元気なので、たまになかなかのアタックで、リハの先生も驚く(笑)調子にのってきたら、しりとりや古今東西も混ぜ込み頭も使います(笑)
— ティコ (@Tico_7_sea) March 4, 2017
強く打っても、急にスピードが落ちてゆっくりとなる・方向も定まらないが、それだけ追視に伴う姿勢変化を誘発しやすい・時間的余裕と運動軌跡が衝突の衝撃を小さく予期させるので、恐怖は少ない
滞空時間が長いことと、衝撃が少ないことが最大の特性ではないかと考えます。滞空時間が長いということは、追視に伴うヘッドコントロールが、姿勢保持の促通に生かせるということです。
とあるように治療にもいい面もたくさん持っているようです。楽しむことができて、リハビリも一緒にできるなんてまさに一石二鳥ですね!
このようにたくさんの側面を持っている「風船バレー」。この記事を読んで興味を持った方は、簡単にできるスポーツですので周りの友達を誘って一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?きっと白熱すること間違いなしです!風船バレーを通して友達との絆が深まったり、もしかすると新しい出会いもあるかもしれません(笑)
via:リハビリは創造力!
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