世界的スーパースター、デヴィッド・ボウイの大回顧展「DAVID BOWIE is」が2017年4月9日(日)まで東品川(天王洲)の寺田倉庫G1ビルで開催されている。
音楽家としてはもちろん、ファッションやアートなどその文化は世界に大きな影響を与えた。そんな彼は昨年1月に惜しまれつつも69歳の人生に幕を閉じた。今あたらめてその魅力をおさらいしてみる。
それにしても才ある人ほど死が早い。神様の力によって”才能豊かな人たちが住む惑星”的な場所で新たな人生を生かされているのではないだろうか、とふと妄想することがある。
いったい何者?デヴィッド・ボウイ
イギリス出身のデヴィッドボウイは、イギリスの音楽雑誌にて「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」に選ばれるなど音楽家としてはもちろん役者としても活躍。ビートたけし・坂本龍一らも出演した「戦場のメリーククリスマス」は日本でも有名な作品だ。
ベルリン録音の名盤。B面はボウイとイーノによる実験的なインスト。#お独りサマ 的に注目はボウイの一人多重録音による『Weeping Wall』。ボウイさんのマルチ奏者ぶりに注目して聴くのも楽しい。味のあるサックスとかいいんですよ🎷
Low (77) / David Bowie pic.twitter.com/CCk7QxODx1— マジク (@majik_eye) January 22, 2017
「めりーくりすます、めりーくりすます、みすたーろーれんす」https://t.co/tgojl2zaks
『戦場のメリークリスマス』 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/NNczKPgfCM— みやん (@afrolupin6836) March 15, 2016
デヴィッドボウイといえば「グラム・ロック」「ジギー・スターダスト」。1970年代前半から中頃にかけて流行したグラムロックは、濃いメイクに近未来な宇宙的要素を取り入れているのが特徴。その中性的なファッションは日本の音楽界にも大きな影響を与えた。
当時はグラムロックという名では呼ばれていなかったようだが、日本でいえば沢田研二、忌野清志郎、サディスティック・ミカ・バンドなどがデヴィッドボウイのアルバムタイトルでもあり架空のスーパースターであるジギー・スターダストに色濃く影響を受けている。
その他、日本人アーティストや映画監督、俳優など様々な人が彼の影響を受けたと語る。
画像引用:DAVID BOWIE is|デヴィッド・ボウイ大回顧展
異星人・アヴァンギャルドなボウイ
個人的に大好きでよく手に入れていた、スタンリー・キューブリックの映画やモット・ザ・フープルの音楽、アンディ・ウォーホール、ピンク・フロイド・レッドツェッペリンのレコードジャケットのアートワークを手がけたヒプノシスの作品などは、数年経ってようやく何かしらの形でデヴィッドボウイと共通していることに気がづいたものだ。とにかくクリエイティブが素晴らしい。
活躍当時をテレビで見た世代とはかけ離れているのだが、ファッションアイコンとしてもやはりいつ見ても素敵だ。
ボウイ行ってきたーーー!!!
衣装に映像見応えあり過ぎ!!!!!#DAVIDBOWIEis pic.twitter.com/pWQHzYoSNF— 𝚎𝚟𝙴 (@Lady_veLvet_evE) January 29, 2017
DAVID BOWIE is
そんなデヴィッドボウイは、3月からイギリスにて10枚セットの追悼切手が発行される。10枚中6枚はアルバムジャケットのデザインになっているという。
Royal Mail announce tribute to David Bowie with 10 Special Stamps. Pre-order: https://t.co/OJLx8FNHho Press Release: https://t.co/QnDxrWzUM9 pic.twitter.com/Dmxe9K6yU1
— David Bowie Official (@DavidBowieReal) January 25, 2017
英国郵便が発行した追悼切手の中では、ザ・ビートルズとピンク・フロイドもあるが、ソロのアーティストが切手になるのは初の試みだそうだ。
さらに、彼は1999年にすでに現代のテクノロジーの未来を言い当てていた。その先見性は驚きだ。彼はロックンロールとインターネットの共通点についてこのように話している。
最も混純としていて虚無主義的、反抗的な場所でもあり可能性を秘めている。
90年代後半、彼のこのような意見をまともに聞く者は皆無。現代のようにSNSによりコンテンツを発信する側と受信する側が交われるようになったことを誰も予想だにしていなかった。
特徴的な彼の中性的なファッションもまた、現代では当たり前のものとなっている。今回の大回顧展「DAVID BOWIE is」では、亡くなってもなお人々を驚かせるデヴィッド・ボウイの素晴らしい世界が広がっている。
期間 2017年1月8日(日)~4月9日(日)
休館日:毎週月曜日(但し1/9、3/20、3/27、4/3は開館)
via:DAVID BOWIE is|デヴィッド・ボウイ大回顧展
https://ja.wikipedia.org/wiki/デヴィッド・ボウイ#.E7.AA.81.E7.84.B6.E3.81.AE.E9.9F.B3.E6.A5.BD.E3.82.B7.E3.83.BC.E3.83.B3.E3.81.B8.E3.81.AE.E5.BE.A9.E5.B8.B0.E3.80.81.E3.81.9D.E3.81.97.E3.81.A6.E6.AD.BB
via:Wikipedia
http://nme-jp.com/news/32750/
via:NME Japan
http://www.gizmodo.jp/2017/01/david-bowie-predicts-what-will-happen-with-the-internet-in-1999.html
via:ギズモード・ジャパン