「老害(ろうがい)」。聞いたことのある方も多いかもしれません。読んで字のごとく「老益」とは逆の意味を指す「老害」とは、自身が老いた事を気にとめず周囲の若者の活躍を妨げる害のことを指すようです。と、とても悲しい言葉ですね…。
人生の大先輩でもあるシニア層の方々から学ぶことは多く、さすが長いこと生きているだけある!と尊敬の眼差し&頭が上がらない方も多いものです。とはいえやはり何かと周囲の意見を聞かず”THE 頑固”を貫く方もいるのは確かなようです。
「年上」というだけで敬意を払う日本人
先日、お笑いタレントのロンドンブーツ1号2号の田村淳さんがつぶやいたツイートが話題になっていました。
老害芸能人に気をつけよう…
年齢が上なだけで
尊敬出来ない人とは
距離を置いた方が良さそうだw田村淳43歳…
— 田村淳 (@atsushilonboo) January 22, 2017
このツイートにある老害芸能人とは誰のことなのか、ネット上では様々な憶測が飛び交っているようですが、真相はロンブー淳さんのみぞ知る(笑)
芸能人として様々な人が目にするツイッターで炎上覚悟のこのつぶやき。みなさんも、今現在や自身の若い頃を思い返すと共感できるところがあるのではないでしょうか。
海外の方によると日本の上下関係に関する意識はかなり強く、「異常だ」「厳しい」「私の国はもっと柔軟」「かなり疲れる」といった意見が多いようです。
年配の人や目上の人に対し議論がしにくいとされる日本で、もっと自由に若者が意見をぶつけられる場ができるのでしょうか。そもそも議論をぶつけ合うことの必要性についてどのように考えている人が多いのでしょう。
人間性か、生きた年数か
厄介な人は、どこに属していても必ず存在するものです。自分自身も誰かにとっては疎ましくなる場面もあるのでしょう。人はやはり年齢ではないのだなと感じる場面は誰もが経験済のことだと思います。年上でも柔軟さとは程遠い人もいて、小さな子供や若い世代から学ぶことも多いものです。
様々な人を鏡に、自身の反省点を見つけ改善できるといいものですが、年齢を重ねるほどに考え方が凝り固まってくる気がするのはなぜでしょう(笑)記憶は美化され、武勇伝をひけらかし、活躍を邪魔し、若者が寄り付かない、そんな人が「老害」と呼ばれていることをあなたはどう感じますか?
ついていくしかない、テクノロジーの進化
2020年度、小学校でプログラミング教育を必修化する動きが着々と進められています。テクノロジーの進化は著しく、これからの未来WebエンジニアをはじめとしIT人材の不足が懸念されているのだそうです。
IT関連のビジネスは確実に拡大していくものの、そのスピードに人材が追いつかないとの予想。
3、4年ほど前にホリエモンが「今どきガラケー使っている人はありえない。人生なめてる」といった発言をしプチ炎上していましたが、2017年現在、スマホがないと仕事にならないという世間の声は圧倒的多数です。現代のITによる仕事の電話やメール、チャットでのコミュニケーションなど、使い方がわからない、私たちの時代は…と何かと理由をつけて文句を言い周囲の空気を悪くするようなことがあれば、これぞ老害といったところでしょうか。
日本経済は長期低迷しているにも関わらず、「日本のやり方がベスト」と考えてる老害が多いね。
老害たちがインドネシアのローカル社員に無意味な日本式を強制するのはやめて欲しい。
そして、その日本式の強制を「教育」と呼ぶことも。— ジャカルタの駐在さん (@indonesiananan) January 27, 2017
「あの時代はよかった」と、さも自分が切り開いてきたかのような発言にあるその時代が生んだのは、自分たちが批判している「ゆとり世代」です。たまたまその年に生まれただけ。自身の劣化を時代のせいに、他人のせいにはしたくないと思いつつ、きっと自分もそうなるのかもしれないと感じます。
この世からFAXを消し去りたい主婦・PCでメモを取りたい若手社員
先日、小学校での子供の欠席・遅刻・早退の連絡は必ずFAXで送信しなければいけないという学校に対する母親たちの不満が話題となっていました。学校側はFAXでないと受け付けないといっているようです。早朝、熱のある子供を置いてFAXを送るためコンビニへ走らなければならない。学校への連絡は連絡ノートを近所に渡すというスタイルを2017年になってもなお行なっている学校もあります。
私の周りでは学校側からの急な連絡はメールで一括送信するといった学校も多いようです。母親たちはスマホに配信された連絡メールで近所の不審者情報などを受信し子供に呼びかける。万が一このような情報共有が少しでも遅れたために子供が危険な目に遭ったら…。同じ市内でも学校によりデジタルとアナログが混在している印象です。
また、パソコンでメモを取るとバカになるため、社内でのメモは紙で。という主張も。保管、加工、配布も容易なデータでのメモは何かと効率が良く、むしろペンでメモを取るよりキーボードを打つ方が早いという人も多いのではないでしょうか。確かに手書きの良さもあります。パソコンで熱心にメモしていた部下が何も頭に入っていなかったということも。要は道具の問題ではなくメモの取り方や本人の理解力の問題のような気がします。
個人的には学校連絡はメールでいいと思うし、メモはPCやスマホで良いと思っている派です。私の場合、紙に走り書きしたメモを読み返すのが困難…。自分で書いた字が読めないのです(笑)
おそらくこのような例もまた、若い層にとっては「老害」になるのかもしれません。時代は21世紀になっています。技術の進化に合わせ、多数派が満足する方法を採用するのがベストのような気がします。
老害はいくつか型があるが、多くは『昔は頑張ってたんだろうけど今は学ぶことをやめた偉い人』か『今も単独性能ではガチで凄いけどその人のやり方は時代遅れになってて後続の足を引っ張る状態になってる』タイプで、どっちも30代40代で到達しうる存在だよな感(部活OBとかなら20代でもあるか)
— うなぎ(steel_eel) (@dancing_eel) January 28, 2017
「最近の若者は…」とはよく言いますが、自分が歳をとって若い世代に負けないくらいバリバリに時代(IT)の波に乗れていたら…「すげぇかっけーな」なんて思うのです。そして反面、老いと置いていかれる恐怖にかられ、いつか「老害」なんて呼ばれる日がくるのだろうか…と少しビクビクしてしまいます。
ちなみにiPhoneのこの緑色のアイコン、「電話・通話」マークであることは誰もがご存知のことかと思います。が、しかし。今の若い世代はこのアイコンの元ネタである「公衆電話・黒電話・受話器」を知らないと言います。スマホでなんとなく使ってはいるものの「で、これ何の形なんだろうね?」なんて世代が大人になってきています。
まずは、いよいよわからなくなってきたジャニーズのグループとメンバー名、若手俳優についてITを駆使し、ググってみたいと思います。
http://news.mynavi.jp/news/2013/09/18/140/
via:マイナビニュース
https://techacademy.jp/magazine/8525
via:TechAcademyマガジン
http://news.livedoor.com/article/detail/12600020/
via:Livedoorニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/12601272/
via:Livedoorニュース
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